みなさんのお家には手ぬぐいはありますか?
手ぬぐいはもともとその名のとおり手を拭くハンカチやタオルのような使い方をする実用品として使われてきました。
時代を経るにつれ色や柄も豊富になり、現在では額に入れてインテリアとして飾るなど幅広い使い方もされ、手ぬぐい専門店もあるほどですが、気軽に買える布地としての手ぬぐいの良さは変わっていません。
この日本伝統の手ぬぐいは、日本を訪れる外国人観光客にも大人気。
日本を感じさせるお土産として“TENUGUI“を選ぶ方が多いなんて面白いですね!
この記事では手ぬぐいのさまざまな活用法をご紹介しています。
外国人観光客にも人気の手ぬぐいを、「ただの布でしょ?」と活用しないのはもったいない!
手ぬぐいには、ハンカチとも風呂敷ともタオルとも違う良さがあります。
手触りが良く洗える手ぬぐいは、物を包んだり、覆ったり、インテリアとして飾ったり、小物だって作れます。
薄くて丈夫でデザインも豊富な手ぬぐいを使えばオリジナルの作品が簡単にできるのです!
手ぬぐいの活用法とあわせて、不要になったハンカチなどの端切れでつくる簡単小物の作り方、非常時に役立つ使い方など、布を活用するアイデア動画を集めましたので、ぜひご覧ください。
熱中症対策で飲み物を持ち歩く人も増えていますが、手軽さでは水筒よりもペットボトルですよね。
ペットボトルには持ち運びにも便利な手ぬぐいホルダーはいかがでしょうか。
針も糸も使わず結ぶだけですが、とても使い勝手のいいホルダーになります。
吸収性の良い手ぬぐいホルダーを使えば、ペットボトルの水滴でバッグの中が濡れることもありません。
洗いやすく清潔に使え、飲み終わったペットボトルを捨てた際には、ホルダーは畳んで荷物にならないのも良いところ。
簡単ですので、子供さんにも教えてあげたい手ぬぐいホルダーです。
<手ぬぐいをペットボトルホルダーにする手順>
①手ぬぐいの端を折り、飲み口部分を包んで結ぶ
②ペットボトル全体を包み、残った手ぬぐいは細い紐状にまとめる
③手ぬぐいの端を飲み口の結び目に通して結べば完成♪
色も柄も豊富な手ぬぐいを使えば、オリジナルのかわいい小物が作れちゃいます。
こちらの動画では手ぬぐいポーチの作り方をご紹介。
もちろん針と糸を使って縫ってもいいのですが、グルーガンやボンドを使うとさらに簡単です。
動画では4つのポケットに仕切っていますが、使いやすいポケットの幅になるように仕切り線の位置も変えられるのが手作りのいいところ。
仕切り線が決まったら、その場所で折り目をつけておきましょう。
<手ぬぐいポーチの作り方>
①横向きに手ぬぐいを置き、ポケットの幅に折り目を付けておく
②接着させたい場所(両端・仕切り線)にグルーガンまたはボンドで接着剤をつける
③端から折って表側になる部分にボタンと紐をつけて完成♪
続いてご紹介するのは、手ぬぐいで作る扇子入れ(扇子カバー)です。
夏場にバッグに忍ばせている方も多い扇子。
プチプラでもかわいいものがたくさん見つかりますよね。
”SENSU“も外国人観光客に人気のお土産だというのも頷けます。
扇子には専用のケースやカバーも売られていますが、手ぬぐいを使って簡単に自作できます。
同色系で統一させるなど、扇子と手ぬぐいの柄とのコーディネイトが楽しめます。
縫った方が丈夫に仕上がりますが、お裁縫が苦手な方はグルーガンでも作れますよ。
<手ぬぐい扇子カバーの作り方>
①折って二重にした手ぬぐいの上に扇子を置き、扇子よりひと回り大きいサイズで切り取る
②裏表にした生地を縫い合わせ、表側にかえす
③挿口部分を丸く切り取れば完成♪
通常は紙やビニール素材を使うことの多い場面で布を使うと、おしゃれ度がグンとアップします。
こちらの動画では布を使った粋な和風のラッピングをご紹介しています。
ワインボトルを着物に見立てて、帯がアクセントになっているのですね!
帯留め代わりに使っているゴム飾りもキュートです。
ボトルを包めるサイズであれば、ハンカチ以外にナプキンや手ぬぐいなども使えます。
和風のラッピングをする場合、和柄の多い手ぬぐいはとても喜ばれるでしょう。
<ワインボトルの着物風ラッピングの手順>
①二つ折にした1枚目のハンカチをボトルに巻き付け輪ゴムでとめる
②細く畳んだ2枚目のハンカチを輪ゴムの上に巻き付け軽く結ぶ
③飾りゴムを通して完成♪
ハンカチやバンダナ、着なくなった洋服など、お気に入りの柄があればその布地をコースターに生まれ変わらせましょう。
普段使いにピッタリなコースターが簡単に作れますよ。
縫い目はマスキングテープやリボンなどで隠せるので、周囲はザクザクと縫い合わせても大丈夫。
リボンはグルーガンでつけると簡単です。
<簡単リメイク布製コースターの作り方>
①使いやすいサイズに布地を切り抜く(正方形や円形など)
②布地を重ねて厚みをつくり、周囲を縫い合わせる
③リボンなどで縫い目を隠して完成♪
最後に、災害時などにも役立つ布の使い方についての動画をご紹介します。
急な災害に遭遇した時など、十分な物資がない状況で、ハンカチや手ぬぐいのような一枚の布が力を発揮します。
冷えやすい首元に巻くことで体温低下を防いだり、患部に強く当てて出血を防いだり、1枚の布でもできることがたくさんあります。
火災時に有毒なガスをできるだけ吸い込まないためにマスクの代用として使うなど、もちろん専用に作られたもののような性能は期待できませんが、それでもその小さな工夫が大きな効果を生むのです。
<災害時のハンカチ活用法>
①マスクとして活用(三角に折ったあとで折り返して結ぶ)
②目立つところに結びつけて屋外での目印とする
③小石を包んで輪ゴムでとめ、ハンマーとして使う
④風呂敷のように小物類を包んで運ぶ
手ぬぐいをはじめとする布を活用するアイデアについて紹介しました。
日本人の暮らしに欠かせないものとして、ずっと使われてきた手ぬぐい。
かわいい柄や吸水性の高さを活かして、おしゃれで便利な小物にアレンジするなど、さまざまな使い方が楽しめます。
100円ショップなどでも色々な柄の手ぬぐいが売られていますので、お気に入りの柄を気軽に集められるのもうれしいポイントですね。
ご紹介したアイデアは色々な布地で応用できるものばかりですので、ラッピングやグルーガンを使った簡単な小物作りなどを楽しんでみてください。
最初にご紹介する動画は、手ぬぐいをティッシュカバーにするアイデアです。
生活必需品のティッシュですが、お部屋に生活感が出るアイテムでもありますよね。
ティッシュケースやティッシュカバーは色々なデザインのものが市販されていますが、素敵な柄の手ぬぐいでおしゃれに包んでしまいましょう!
手ぬぐいなら季節に合わせてティッシュ箱も簡単に衣替えできますよ。
<手ぬぐいをティッシュカバーにする手順>
①手ぬぐいを広げ、両端を折ってティッシュ箱の幅に合わせる
②ティッシュ箱の取り出し口に両サイドを合わせてクリップでとめる
③上下も折りこみティッシュ箱全体を包む
④端の重なった部分を引き出し、結んで完成♪