いつ起こるかわからない、地震や大雨などの災害。
みなさんは防災グッズを揃えたり、家具の転倒防止対策をしたり、災害対策はバッチリですか?
被害に遭ってから対策の甘さを後悔しないように、万が一のためにしっかり備えておくことは大切です。
この記事では、家にいる時にできる防災・災害対策や、備蓄すると良いもの、外出中の持ち歩きにおすすめのアイテムなどを紹介しています。
お家で今すぐにでも実践できるアイデアも満載です。
まだ防災の備えをしていない方は、この機会に準備してみてはいかがでしょうか。
外出時には携帯するハンカチ。
ハンカチは手や汗を拭くだけでなく、災害時にも役立つということをご存知ですか?
なんと、薄手のハンカチ1枚だけで、災害時に4つの役割を果たせるんです。
「煙などから身体を守るマスク」「助けを呼ぶための目印」「ガラスなどを割るハンマー」「物を運ぶための風呂敷」。
全部1枚のハンカチだけで代用できます。
ハンカチは持ち歩きしやすいですし、手順も折って結ぶ、くくりつけるなど、とてもシンプルなので実践しやすいアイデアですね。
いざという時に役立つ便利な技ですので、是非覚えておいて下さい!
<ハンカチの4つの使い方>
【マスク】
① 三角に折りたたみ、平たく折り返します。
② 口と鼻に当て、後ろで結びます。
【目印】
① 外で、目につきやすそうな木の枝にくくりつけ、旗代わりにします。
【ハンマー】
① 真ん中のあたりで小石を包みます。
② 輪ゴムで留めて、ハンマー代わりに使います。
【風呂敷】
① 広げた状態で小物を置きます。
② 端と端を結び、風呂敷のように包みます。
地震の際に怖いのが、お皿がすべり落ちたり、食器棚の中でお皿が動いて割れてしまうこと。
特にガラスなどは割れやすく、手を切ってしまうことも多いので、二次災害になりかねませんよね。
でも、お皿の置き方にある工夫をすれば、その被害を最小限に抑えられるということをご存知ですか?
その工夫とは、お皿を中→大→小の順番で重ねること。
このように重ねることで、大きいお皿の重みで中くらいのお皿が安定します。
一番下が安定するだけでも、地震のときの揺れ方は違いますよ。
まずは家にあるお皿の大きさを確認してから、安定するお皿の組み合わせを見つけて、実践してみて下さいね。
小さなことから、地震対策を心がけましょう!
<揺れを少なくするお皿の重ね方>
① 家の中にあるお皿の大きさを確認します。
② あるお皿の中で、中→大→小の順番で重ねます。
停電時には、冷蔵庫の中身が大丈夫か心配になってしまいますよね。
焦って開けてしまうことも多いのではないでしょうか?
でも、その行動は実はNG。
この動画では、正しい対処法と、中身を長持ちさせるためのコツをご紹介しています。
まず、冷蔵庫の中身は詰めすぎないこと。
パンパンに詰めてしまうと、冷気が循環せず冷えにくくなってしまいます。
目安としては、7割程度と余裕をもって入れるようにしてください。
反対に冷凍庫は、停電時も食品が保冷剤の役割となってお互いを冷やしてくれるので、しっかり詰めてOKです。
冷蔵庫の中は冷気が逃げないので、停電時でも扉を閉めたままにしておけば数時間はもちます。
落ち着いて、とにかく冷蔵庫の開閉をしないようにしてくださいね。
災害時だけでなく、日常生活でも役立つアイデアですので是非試してみて下さい!
<冷蔵庫の中身の目安>
【冷蔵庫】物を詰めすぎず、余裕を持って7割程度にします。
【冷凍庫】しっかりと詰めて、9割ほどにします。
小さな子供がいるご家庭は、災害時の一時避難も大変。
いつでも家族みんなでスムーズに避難できるように、寝室には防災グッズをセットしておきましょう。
防災グッズの内容は、親子の靴、ヘルメット、子供用防災頭巾、そして非常用持ち出し袋。
袋には、水やちょっとした食料、ブルーシート、オムツなど最低限必要なものを詰めておくと良いですよ。
ポイントは、できるだけコンパクトにして詰め、ミニマムサイズにしておくこと。
持ち運びしやすく、小さな子供と一緒でも動きやすくなります。
是非このアイデアを参考に、万が一の災害に備えましょう!
<非常用持ち出し袋の中身>
①水
②ちょっとした食料
③ブルーシート
④ライト
⑤怪我対策セット
⑥小銭
⑦オムツ
⑧給水バッグ
⑨軍手
災害時には避難が必要になることもありますが、時には避難しようとして危険な場所を通ってしまうことも。
土砂崩れなどの二次災害が起こりやすい場所は、一見しただけでは危険度がわからないことも珍しくありません。
ハザードマップを調べて、自分の住む地域の危険を知っておきましょう。
調べ方は簡単。
国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」にアクセスして、知りたい地域名を入力するだけです。
表示された地図からは、洪水、土砂災害、津波などの災害種別で危険を確認することもできます。
危険度は色分けされて表示されますし、操作も簡単でわかりやすいのがうれしいですね。
是非このサイトを活用して、災害時の安全な避難などに役立てて下さい!
<スマホでハザードマップを見る方法>
① 国土交通省のハザードマップポータルサイトにアクセスします。
② 「場所を入力」の欄に、知りたい地域名を入力して検索します。
③ 表示された地図で、危険を確認します。
続いてご紹介するのは、災害時に最寄りの避難所を探す方法です。
自宅や会社などのよく知った場所ならまだしも、外出先などあまり詳しくない場所の避難所はわかりませんよね。
そんな時は「スマ保災害時ナビ」という防災アプリがオススメです。
このアプリは地図とカメラの2つの手段から、簡単に最寄りの避難所を探すことができます。
場所はもちろん、標高や現在地からの距離、方向も表示してくれるのでわかりやすくて便利ですよ。
また、このアプリは複数の言語にも対応しています。
英語や中国語などで表示することもでき、外国人の方でも使いやすいアプリです。
是非インストールして、災害時の避難所探しに使ってみて下さい!
防災訓練などで、自宅からの避難所を再確認する際にもオススメです。
<災害時に近くの避難場所を知る方法>
・「スマ保災害時ナビ」というアプリをインストールします。
【地図で探す】
① アプリを起動して、「地図で探す」の欄をタップします。
② 現在位置から近い避難場所が表示されます。
【カメラで探す】
① アプリを起動して、「カメラで探す」の欄をタップします。
② カメラが起動され、最寄りの避難所名と方向が画面内に表示されます。
日常生活のあらゆる場面で活躍してくれる食用品ラップ。
実は、災害時にも様々なシーンで活躍してくれる防災アイテムのひとつなんです。
まず1つ目は、繰り返し使える食器としての使い方。
様々な食器にぴったりと張ってはがせて、使い終わったら丸めて捨てられるという特徴を活かしたアイデアです。
これなら災害時に水が使えなくなっても、いつもの食器で食事ができますよ。
2つ目は、丸めれば強度が高くなるという特性を活かした、紐としての使い方。
3つ目は、ぴったりと巻くことができるという特性を活かした、応急処置としての使い方。
4つ目は、ガラスにも貼れるという特性を活かした、緊急メモとしての使い方。
窓ガラスなら目につきやすく、メールなどが使えない時の効果的な伝言手段になります。
このような様々な使い方を知っておけば、いざというとき役に立ちます。
是非参考にして下さい!
<食品用ラップの4つの使い方>
【繰り返し使える食器】
① 食器の上にラップを張り、その上に食材を乗せます。
② 食べ終わったらラップを剥がせば、洗わずに繰り返し食器を使えます。
【紐】
① ねじって紐状にして、紐代わりにします。
【応急処置】
① 身体に巻いて、止血などの応急処置や保温に使います。
【メモ】
① 窓ガラスに貼ります。
② マジックなどで文字を書き、緊急のメモ代わりにします。
避難の際に、できれば持っていきたいトイレットペーパー。
便利なアイテムですが、そのままではどうしてもかさばってしまい、カバンのスペースを圧迫してしまいます。
ここでは持ち歩きに不便なトイレットペーパーを、コンパクトにする方法をご紹介します。
やり方は簡単。
芯を抜いてから潰すこと。
厚みが減って、よりコンパクトにすることができます。
これなら持ち歩きしやすく、水濡れ防止にもなるのがうれしいですね。
とても簡単ですぐにできるので、手の空いた時間にパパッと作って防災バッグに入れておけば安心です。
動画では、芯を抜くところから片付けるところまでわかりやすく解説されています。
コツを押さえて、しっかり備えておきましょう!
<トイレットペーパーをコンパクトにする方法>
① トイレットペーパーの芯を抜きます。
② 全体を潰してコンパクトにして、食品保存袋に入れます。
不安や恐怖と隣り合わせになる避難生活。
今回は、そんな中で少しでもストレスを減らすための、非常食選びのコツをご紹介します。
非常食というと、同じような缶詰やカップ麺を何個も入れてしまいがち。
まずは、飽きないようバラエティ豊かに、そして自分の好きなものを選ぶようにしましょう。
栄養不足にならないよう、ビタミン、ミネラル等が豊富なものを入れることも大切。
また、温めて食べるものや、歩きながらでも食べられるものも忘れずに入れましょう。
どうしても冷たい食事が多くなってしまう避難生活。
少しでも温かい食事がとれるということは、安心感に繋がりますよ。
是非参考にしてみて下さい!
<備えておくと安心な非常食のポイント>
① バラエティ豊かにして飽きないようにすること。
② ビタミン、ミネラル等栄養が豊富に入ったものを選ぶこと。
③ 自分の好きなものを選ぶこと。
④ 温めて食べるものを入れること。
⑤ 歩きながらでも食べられるものを入れること。
備えておきたい防災グッズや、便利な防災ツール、いざというとき役立つアイテムなどのアイデアをご紹介しました。
防災について考える良い機会になったでしょうか?
どれも簡単ですぐにできますし、お家でできる対策も手軽で実用的なものばかりです。
防災セットの内容やハンカチの使い方など、動画でわかりやすく説明されているのも嬉しいポイントですよね。
近年は地震や台風、大雨などの災害が多く、避難勧告が出ることも増えています。
自分はまだ経験したことがないからと甘く見ず、今回の防災アイデアをしっかりと取り入れて、災害時に慌てなくて済む対策をしましょう!
いつ起こるかわからない災害。
もちろん外出中にも危険はありますが、大きな防災セットを常に持ち歩くのは大変ですよね。
そんな時は、最低限必要なものを集めた、コンパクトでシンプルな防災セットを作って備えましょう!
作り方はとっても簡単。
小型のライト、ラジオ、飴を、フリーザーパックなどの食品保存ビニール袋に入れるだけ。
ポイントは、袋の口をしっかりと閉めておくことです。
お家ですぐに作れますし、防水性のある袋に入れるので、万が一水に落としてしまっても安心です。
シンプルにまとまっているので、欲しいものをパッと取り出せますね。
お手軽でコンパクトな防災セットなので、いつもの通勤バッグに是非入れてみてください!
<プチ防災セットの作り方>
① 食品保存ビニール袋を用意します。
② ライト、ラジオ、飴を入れ、袋をしっかり閉じて完成です。