知っているようで知らないのが結び方。
日常生活に欠かせない「結ぶ」という動作ですが、面倒に感じたことはありませんか?
「さっき結んだのにまたほどけてる」すぐにほどけてしまうスニーカーの靴紐や、「見ないで結ぶのが難しい」と感じるエプロンの紐。
もっといい結び方はないの?と思った方に役立つ、「結びのコツ」がわかる動画を集めてみました。
他にも、ラッピングやアウトドアで役立つ結び方、ファッションがグレードアップする洋服のベルトやネクタイの結び方なども紹介しています。
同じリボン結びでも、どうして可愛く見えるの?もっといい結び方は?と気になる結び方のヒントも。
スニーカーの靴紐の結び方では、オーストラリアのコンピュータエンジニアのイアンさんが考案した「イアンノット」(イアン結び)も紹介しています。
難しく見えても、一度要領が掴めるととても簡単な結び方ばかりですので、手順を踏みながらチャレンジしてみてください。
次にご紹介するのは、エプロンの紐など後手で結ぶときに便利な結び方です。
片結びができる子供なら、簡単に結べますよ。
給食当番のエプロンも、ひとりで結べるといいですね。
最初は目で確認しながら結び方を覚えましょう。
何度かお腹の前で結ぶ練習をしておけば、後手でも簡単に結べます。
出来上がりは普通の蝶々結びと変わらない、簡単な結び方です。
<子供でも簡単なエプロン紐の結び方>
①左右の紐を交差させて一度結ぶ
②左右それぞれの紐を重ねて二重にする
③重ねたまま交差させ、もう一度結べば完成♪
三番目にご紹介するのは、ゴミ出しの際に役立てていただきたい、ゴミ袋の結び方です。
ゴミの量が多いと、重さがあって結ぶのが難しいですよね。
取っ手のないゴミ袋の場合は、袋の口の端を両手で持って引っ張りながら回転させると、口部分が細くなりサクッと結べます。
<ゴミ袋の結び方>
①ゴミ袋の口の両端をしっかり掴む
②数回グルグルと回す
③細くなった口部分を結んで完成♪
外出先で髪の毛をまとめたいけれど、ゴムもピンもないときに簡単に髪の毛を結ぶ方法をご紹介します。
ヘアゴムなしで髪の毛を結んでしまいましょう。
へアゴムもピンも使っていませんので、動くと少し髪がほどけてきますが、少しの間なら大丈夫。
例えば「ラーメンを食べる前に髪を結んでおきたいな…」というときに、結び方を覚えている重宝すること間違いなしですよ!
<ヘアゴムを使わない髪の結び方>
①髪の毛をひとつに束ねて片手で持つ
②反対の手で束ねた根元付近に隙間をつくる
③隙間に束ねた髪を通す
④同じ動作をもう一度繰り返して完成♪
トレンチコートのベルトをリボン結びにする方法をご紹介します。
トレンチコートの後ろ姿も、コーディネイトする上で、意識しておきたい部分ですよね。
定番のスタイルこそ、アレンジでグンとおしゃれ度がアップしますよ!
ベルトがアクセントになることが多いトレンチコートですが、結んだベルトが垂れ下がっていると残念な着こなしに。
こちらの結び方は可愛い上に、二重リボンで崩れにくいためおすすめですよ。
<トレンチコートのベルトで二重リボンを作る結び方>
①背中側でベルトを一度結ぶ
②輪をつくり二度巻き付けてリボン結びをする
③形を整えて完成♪
リボン結びなら、後ろから見たときに可愛い仕上がりになります!
ウィンザーノットという名前のついた、おしゃれなネクタイの結び方をご紹介します。
ウィンザーノットとは、イギリス国王だったウィンザー公からその名前がつけられたネクタイの結び方です。
結び目が大きいので、落ち着きのある雰囲気を醸し出します。
そのため、結び目がコンパクトなプレーンノットとウィンザーノットでは、同じネクタイでも違った印象に。
男性は基本の結び方として、プレーンノットを最初に覚えた方が良いと思います。
ウィンザーノットはプレーンノットより少し手順が多いですが、二つの結び方を使い分けられると、おしゃれの幅が広がります。
ウィンザーノットは大剣(幅の広い方)を巻き付けていく形で結んでいきます。
小剣(幅の狭い方)を短めに持って始めるのがコツです。
<ウインザーノットの結び方>
①短めに持った小剣(幅の狭い方)を左側、大剣が右側にくるように首にネクタイをかける
②小剣を右手で持ち、大剣を下から回して左前に出す
③小剣の下を通って大剣を右前からループに通す
④小剣の上を通って大剣を小剣に巻き付けてループに通す
⑤小剣の上にできたループに大剣を通す
⑥小剣を持ってループを上に締め上げて完成♪
ラッピングにも役立つ、華やかリボンの結び方をご紹介します。
結び方のポイントは立体的なリボンにすること。
ちょっとしたコツで、普通のリボン結びがとってもゴージャスになる結び方です。
色違いのリボンを重ねて結んでも素敵ですよ。
<立体リボンの結び方>
①二重に重ねたリボンを用意し、リボン結びをする
②リボンの輪に人差し指を入れて輪を膨らませる
③重なったリボンを少しずらし、立体的になるように整えて完成♪
風船の口を結んでいるときに、空気の抜けない風船の結び方をご紹介します。
がんばってせっかく大きく膨らませたのに、空気が抜けて小さくなってしまったこと、ありますよね?
そんな悩みもこれで解消です。
ぜひ子供たちにも教えてあげたい結び方です!
<空気の抜けない風船の結び方>
①揃えた人差し指・中指と親指で風船の口をつまむ
②風船の口の端を伸ばして引っ張りながら口を一周させる
③端を人差し指と中指の間から輪の中に通して完成♪
アウトドアを楽しむためには、ロープワークは外せません。
ロープの結び方をご紹介します。
「強く引っ張ってもほどけない。でも、ほどきたいときには簡単にほどける」結び方を知っていることが、身を守ることにもつながるからです。
この結び方は、テントを張る際によく使われるものですが、他にも色々な場面で使えます。
少し遊びを持たせて固定させたいときに重宝する結び方なので、覚えておいて損はないですよ。
<テントロープの結び方>
①結び目を作りたい位置に輪をつくる
②ロープの端を後ろから輪に通して前に出す
③前に出した端を、輪の外のロープを引っかけながら後ろから輪に通す
④端をしっかり持ったまま残りのロープを引っ張って絞めて完成♪
必要な長さのロープがない、それが災害などの緊急時だったら?そんなもしものときにも、ロープになりそうな紐があれば、結び合わせて使えます。
ほどけないロープの結び方をご紹介します。
三回交差させることで結び目も固定されます。
また、短い紐同士を結びつける、簡単で確実な結び方です。
<ほどけないロープの結び方>
①二本のロープを並べて置いて交差させる
②別の位置でもう二回交差させる
③端をスライドさせ、それぞれのロープの端をあわせる
④両方のロープを引っ張って完成♪
簡単で役に立つ十種類の結び方をご紹介してまいりましたが、試してみたくなる結び方はありましたか?
ひとことで「結ぶ」と言っても、その種類は何百通りもあります。
現代でも船舶関係の学科では結び方について学ぶ時間があり、古代には結び方でメッセージを伝える文化があったほど多彩です。
ご紹介した結び方は、手順通りにやってみると意外なくらい簡単にできてしまうと思います。
一度覚えるとずっと使える知識ですので、ぜひチャレンジしてみてください。
最初にご紹介するのは、多くのスポーツ選手もしている「イアンノット」という靴紐の結び方です。
テニスの中継で世界的プレイヤーが結んでおり、日本でも卓球のメダリストがこの結び方をしていると話題になりました。
結んだ出来上がりは、普通の「蝶々結び」と同じように見えて、「蝶々結び」よりも早く結べてほどけにくいのが特徴。
簡単に結べてほどけにくいのは嬉しいですよね!
靴紐の結び方の新定番です。
一度覚えると本当に役に立つ結び方ですので、ぜひマスターしてください。
動画のように左右の向かい合った紐を互いに引き抜くだけなのですが、最初は引き抜く位置が分かり辛いかもしれませんので、手順の説明を参考にして下さい。
動画と同じことをしていますが、手順説明では、輪の形を作って説明しています。輪を作って紐を反対側に通す際には、紐の端に近い部分を渡すようにすると上手くいきます。
<早く結べるスニーカーの靴紐の結び方>
①左の紐を上から下に通して左右の紐を一度結び合わせる
②紐の端が上になるように重ねて左右それぞれの紐で輪をつくる
(左の紐は輪の頂点が奥に、右の紐は輪の頂点が手前にくるように重ねるとわかりやすい)
③左の紐の端側を右の輪に、右の紐の端側を左の輪に通すように渡して引けば完成♪