大人のデートや特別な日の食事にぴったりなフレンチですが、食べる時のマナーはご存知ですか?
知らないと、いざという時に恥ずかしい思いをしてしまうことも。
フレンチのマナーについてちょこっと頭に入れておきませんか?
このコラムでは、フレンチレストランのテーブルマナーについて紹介しています。
すでにマナーをご存知の方は確認のために、知らない方は今後のために、ぜひ読んでみてください。
マナーを守ってきれいに着席しても、その後の姿勢が悪いと格好つかないもの。
フレンチレストランにふさわしい、着席時の美しい姿勢も身につけておきましょう。
正しい姿勢は見た目が良いだけでなく体にも良いので、レストラン以外の場所でも気を付けて座りたいですね。
<フレンチレストランでの座り姿勢のマナー>
①椅子に浅く腰掛ける。
②背もたれと背中の間を拳ひとつ入るくらい開ける。
③背筋を伸ばして座る。
美しい姿勢で座ったら、今度はフレンチのナプキンの正しい置き方です。
テーブルの上に丸めたりたたんだりして置いてあるナプキンは、膝の上に置くものですが、実はこの置き方にもマナーがあるんですよ。
フレンチレストランでの細かいマナーまで知っていれば、大事な食事会もバッチリ決まりそうですね。
<レストランでのナプキンの置き方>
①ナプキンを手に取り、二つ折りにする。
②輪(折り目)の部分が自分側になるように膝の上に置く。
フレンチのマナーを調べる時、まずはカトラリーの使い方から…という人も少なくないはず。
カトラリーのマナーは知っている人が多いかもしれませんが、ここでおさらいしておきましょう。
フレンチのコースを注文すると、ナイフ、フォーク、スプーンがお皿の横に並べられるので、外側から順番に使っていきます。
<カトラリーを使う順番>
①並べられたカトラリーを外側から順番に使う。
ナイフとフォークの持ち方もしっかりおさらいしておきましょう。
お皿の右側にナイフ、左側にフォークが置いてあるのでわかりやすいかもしれませんね。
左利きの人は、左手にナイフ、右手にフォークを持ちましょう。
ただし並べられたカトラリーを並べ替えるのはNG。
右に置いてあるナイフは右手で持ってから、左手に持ちかえます。
<ナイフやフォークの持ち方>
①お皿の右にナイフ、左にフォークが置いてある。
②右手にナイフ、左手にフォークを持つ。
フレンチのスープのマナーといえば、何となくスプーンを手前から奥に動かしてすくうというのは知っている…という人も多いはず。
でも、この場合はスプーンは横にするのがマナー、ということまで知っていましたか?
また、奥から手前にすくうのはマナー違反だと思っている人も多いかもしれませんが、実はスプーンを縦にすれば、奥から手前にすくってもOKなんです。
<フレンチのスープのすくい方>
①スプーンを横にし、お皿の手前から奥に向かってすくう。
②または、スプーンを縦にし、奥から手前に向かってすくう。
食事中に席を立つのはマナー違反にあたりますが、お手洗いなどで仕方なく立つ時もありますよね。
フレンチレストランでは、席に人がいないとすぐに食器を下げられてしまうことがあります。
ナイフやフォークは刃先を内側に向けてハの字に置くのがマナーでもあり、「まだ食事中です」という合図にもなります。
<食事途中でナイフやフォークを置く時のマナー>
①ナイフとフォークの刃先を内側に、フォークは刃先を下に向ける。
②ハの字型になるようにお皿の上に置く。
食後のナイフとフォークの置き方にもマナーがあります。
正しく置けば食事が済んだ合図にもなり、スタッフに早く食器を下げてもらえるという利点もありますよ。
フォークの先を上に向けて置くというのは知らなかった人も多いかもしれませんね。
<食後にナイフやフォークを置く時のマナー>
①ナイフとフォークをお皿の右側に、斜めに揃える。
②落ちないようにお皿の深い位置に置く。
③ナイフの切り口は自分側に向ける。
④フォークの先は上に向ける。
座る時に膝の上に置いたナプキンですが、食事中に席を立つ時の置き場にもマナーがあります。
テーブルの上に置いてしまいそうですが、実はNG。
座っていた椅子の上に置くのが正解なんです。
<中座する時のナプキンの置き方>
①ナプキンを軽くたたむ。
②座っていた椅子の上に置く。
ここまでフレンチのマナーをしっかり守って食事してきたら、最後まできっちり決めたいところ。
食事の後のナプキンの正しい置き方を紹介します。
きれいにピシッとたたむのがマナーだと思っている人も多いかもしれませんが、実は「軽くたたむだけ」が正解。
入店から退店までマナーに則った行動ができれば、自分もお店のスタッフの皆さんも気持ちよくなれそうですね♪
<食後のナプキンの置き方>
①膝の上に置いていたナプキンを軽くたたむ。
②食事が済んだお皿の横に置く。
知っておきたいフレンチのテーブルマナーを紹介しました。
何となくマナーが頭に入っていたけれど、ナイフやフォークの先を向ける方向など、細かいところまでは知らなかったという人も多いのではないでしょうか。
大人のデートなど、大事な食事会に使いたいフレンチのレストラン。
だからこそ、正しいマナーで気持ちよく食事したいですよね。
フレンチのマナーをしっかり覚え、ここぞという時に備えておきましょう。
フレンチでは、椅子の座り方にもマナーがあるって知っていましたか?
レストランに入店して着席しようとした時、マナーを知らずに間違った座り方をしてひんしゅくを買ったり、どう座ったらいいかわからずあたふたしてしまったり…なんてことは避けたいですよね。
スムーズに食事ができるように、座り方のマナーを知っておきましょう。
「左側から座る」のがポイントです。
<フレンチレストランでの着席の仕方>
①席に案内される。
②スタッフが椅子を引く。
③椅子の左側に回る。
④スタッフが椅子を寄せてくれるので、背筋を伸ばしたままそっと腰掛ける。
その昔、西洋で女性が着ていたバルーンのようなドレスがぶつからないように、レストランでは椅子の左側から座ると決められたのだそう。
歴史のあるマナー、ぜひ守って食事したいですね。