野菜には、それぞれ料理に適した切り方がありますよね。
料理やバーベキューに欠かせない、野菜の下準備。
そうは言っても、つぶれやすいトマトのカットや人参の千切り、玉ねぎのみじん切り、ピーマンやパプリカの種取りなど、どれも手間や時間が掛かるものばかり。
下準備だけで疲れてしまうことありませんか?
そこで今回は、そんな野菜の下準備をグッと楽にする切り方のコツや裏ワザを、野菜の種類ごとに分けて説明していきます。
また、そのほかにも手軽にできる野菜の飾り切りや簡単な時短レシピなど、料理やバーベキューがもっと楽しくなるようなアイディアも併せて紹介していきますね。
人参に限らず、野菜の千切りが苦手な方は多いのではないでしょうか?
薄切りを何枚も作って、それを更に細く切っていくという作業は難しくて大変ですよね。
この動画では、ピーラーを使って簡単に人参を千切りにする方法を紹介しています。
【人参の千切りのやり方】
①まず、用意した人参に、斜めに深く切り込みを入れます。
この時、包丁を深く入れすぎると下まで切ってしまいますので、注意してください。
②次に、ピーラーを使って皮を剥く要領で切っていきます。
たったこれだけで、素早く手軽に人参の千切りが完成します!
人参に入れる切込みの間隔が細いほど細切りに、太いほど太切りになりますので、用途に応じて太さの調節もできます。
この方法は人参だけでなく、他の野菜にも応用できますので、ぜひお試しください。
ハンバーグやオムライスに欠かせない玉ねぎのみじん切り。
細かく切らなければいけないし、目は痛くて涙が出てくるし、つらい工程が多いですよね。
この動画では、玉ねぎのみじん切りの方法をわかりやすく解説するとともに、涙が出ないコツもご紹介しています。
【涙が出ない玉ねぎのみじん切り】
①まず、玉ねぎを半分に切り、縦方向に切り込みを入れます。
さらに、それを横方向に3等分にするように切り込みを入れます。
②最後は、包丁を奥に押し込むようにしてみじん切りにしていきます。
この時、包丁を引かないことがポイントです。
包丁を手前に引くと、玉ねぎの細胞が壊れて目を痛くする成分が出てきてしまうので気を付けましょう。
パプリカを切るとき、最初にしなければならない種取り。
パプリカを半分にしてから中の種を取り出すと、散らばってしまって面倒ですよね。
実はもっと簡単な下処理の方法があるんです!
【パプリカやピーマンの種を取る技】
①まず、パプリカを立てて置き、そのままヘタを残して縦に削ぐように切っていきます。
②すると種だけが芯のように残り、まわりに散らばることなく下処理を終えることができます。
また、同様の方法でピーマンも簡単に切ることができます。
手間が減って時短にもなるこの裏技、ぜひ試してみてください!
なすの短冊切りを、同じ大きさで効率良く切るにはどう切ったら良いのでしょうか。
この動画では、なすの短冊切りについてシンプルにわかりやすく紹介しています。
【なすの短冊切り】
①まず、なすを横に4等分します。
②次に切った、なすの断面を下にしてまな板に置き、縦半分に切ります。
なすはまるくて滑りやすいので、誤って手を切らないように気を付けてくださいね。
③最後は縦半分に切った方の断面を下にして、端から2~3mmの薄さに切っていきます。
このように、なすを短冊切りにすることによって、火が通りやすく、そして味も染みやすくなりますので、おいしく調理することができますよ。
きゅうりやトマトを輪切りにするとき、切った食材が包丁にくっついて、イラっとしてしまうことはありませんか?
この動画では、爪楊枝を使ってきゅうりやトマトの「くっつき」を防ぐ方法を紹介しています。
【きゅうりやトマトの輪切り】
①まず、セロテープに爪楊枝を貼り付けます。
②次に、このセロテープを包丁の右側面の真ん中あたりに、爪楊枝ごと貼り付けます。
これで食材がくっつかない包丁の完成です。
そのまま食材を切ってみましょう。
爪楊枝が切った野菜を押し出す役割を果たすので、きゅうりやトマトに限らず、どんな食材もくっつくことなく離れていきます。
セロテープを貼り付けるときは、誤って包丁で手を切ってしまわないよう、安定したところに包丁を置いてから貼り付けてくださいね。
最近流行りのスパイラルポテト。
バーベキューでささっと作れたらかっこいいですよね!
一見特別な道具や高度な技術が必要なように思えてしまいますが、実はとっても簡単に作れる方法があるのです。
【スパイラルポテトにするじゃがいもの切り方】
①まず、ジャガイモの中心に割りばしを刺します。
②次に、ジャガイモの上に包丁を入れて、刺した割りばしを取っ手のようにして回しながら、ぐるぐると切込みを入れていきます。
③こうして切込みを入れたジャガイモをのばし、最後はアルミホイルで包んで焼けば完成です。
ぜひこの方法でスパイラルポテトを作ってみてください!バーベキューを手軽に盛り上げることができますよ。
野菜の切り方番外編として、サラダなどの料理をお洒落に彩る飾り切りを紹介します。
「ワッフルピーラー」という道具を使って簡単に作れる方法です。
このピーラーは、角度を変えて削るだけで、誰でも簡単に野菜を網目状にできる、とても便利なアイテムです。
【おしゃれな野菜の飾り切り】
①まず、きゅうりや人参などの野菜の断面を、ワッフルピーラーで一度削ります。
②次に、最初に削った角度と違う角度で削っていきます。
たったこれだけの工程で、網目のように透ける、華やかな野菜の飾り切りができます!
野菜嫌いなお子様でも、かわいい見た目の野菜なら食べてくれるかもしれませんね。
ぜひお試しください!
玉ねぎをあめ色に炒めるには、時間が掛かる上に調理中も目を離せないので、忙しい主婦の方にとってはなかなかの大仕事ですよね。
実は玉ねぎは一度冷凍することによって、炒め時間を短縮できるのです!
【簡単あめ色玉ねぎの作り方】
①まず、玉ねぎをみじん切りにしてラップで包み、冷凍します。
②使うときは冷凍した玉ねぎを解凍し、油を引いたフライパンでいつも通りに炒めます。
量や火加減にもよりますが、動画ではなんと1分で玉ねぎがあめ色に炒められています。
野菜はどれも傷みやすいですが、冷凍状態なら長期保存もできますし、時短もできて一石二鳥の裏ワザです!
野菜を上手に手早く切れるようになったら、野菜をたくさん使ったお手軽料理を作ってみましょう!
この動画では、手早く作れて野菜もたくさん摂れる、焼きうどんのレシピと作り方をご紹介しています。
【焼うどんを時短で作る技】
①まず、茹でうどんを4分の1にカットします。
カットすることによって、麺がのびてブチブチと切れてしまうことを防ぐことができます。
②次に、カットした野菜や油揚げなどを炒め、その後にうどんを投入します。
③最後に調味料を入れ、よく混ぜて味をなじませたら完成です。
動画では調味料として「餃子の味付け調味料」を使っていますが、シンプルに醤油と塩、ごま油だけで味付けしてもおいしく作れますよ!
野菜に使える便利な裏ワザで、料理やバーベキューを気軽に楽しみましょう。
今回は大変な野菜の下準備をグッと楽にする裏ワザやコツ、時短レシピなどをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
料理やバーベキューでは野菜の下準備が欠かせませんが、それが簡単に済ませられるようになれば、「もっとたくさん野菜を使いたい!」という気持ちにもなるはずです!
今回ご紹介した裏ワザやコツを、ぜひ毎日の料理の際に活用してみてください。
日々の食卓にも野菜を多く取り入れて、手軽に楽しく、健康的な食生活を目指していきましょう。
切れ味の悪い包丁でトマトを切ると、つぶれてしまって上手く切れないことってありますよね。
つぶれたトマトは見映えが悪いだけでなく、種などの中身が出てしまって食感や味も悪くなってしまいます。
そんな悩みを解決する切り方を紹介します。
【トマトの上手な切り方】
①まず、用意したトマトに筋を付ける感覚で、包丁の先端部分を使い浅い切り込みを
入れていきます。
②次に、トマトに入れた切り込みに沿って、いつも通りトマトを切っていきます。
すると、トマトがつぶれることなく綺麗に切れるのです!とっても簡単なのに効果抜群の方法なので、ぜひ試してみてくださいね。