洗濯機は簡単に使えるように見えて、なかなか奥深い生活家電です。
しかし、改めて洗濯表示のタグを見ると、洗濯機で使えない物があったり、独特な方法で洗わなければならなかったりするものも少なくありません。
少しの工夫と知恵で、洗濯機をさらに使いこなし、もっと洗濯を上手に成功させることができます。
ぜひ、お試しいただきたい洗濯ノウハウをご紹介します!
単に洗濯機にカーテンを入れて洗濯するだけでは、カーテンの黄ばみなどが取れないことも多いものです。
そこで、洗濯の前に少し下準備をするだけで、お部屋のカーテンを清潔な状態にすることが可能です。
今回は、カーテンを洗濯機に入れる前の下準備の仕方をご紹介しましょう。
【カーテンを洗濯機に入れる前の下準備】
1.まず、カーテンを折り目に従って丁寧に折ります。
その状態で洗濯ネットに入れて洗濯する用意を整えます。
2.洗濯機に入れる前につけ置き洗いしましょう。
使うのはオキシクリーンなどの酸素系漂白剤です。
オキシクリーンを溶かし、泡立て器などを使って混ぜておきます。
そこに、洗濯ネットに入れたカーテンをつけ置きしてください。
3.仕上げは洗濯機ですすぎます。
脱水は短めにし、あとは日中にカーテンレールに吊るしながら乾かします。
このように洗濯すると黄ばんだカーテンも真っ白になり気分も良くなりますね!
カーテンも定期的に洗いたいものですが、注意しないと洗濯機の中でぐるぐると回されているうちに、取り出すとシワシワになってしまう可能性があります。
カーテンにシワがつかないようにするためには、洗濯の仕方に工夫が必要です。
では、洗濯機でカーテンを洗う方法をご紹介します。
【洗濯機でカーテンを洗うポイント】
1.最初のポイントは洗濯の下準備(カーテンの畳み方)です。
洗うカーテンはもともとついているひだに合わせて折りたたんでください。
2.そして、折りたたんだ状態で洗濯ネットに入れて洗濯します。
この状態で洗濯機の中で回っても、カーテンの折り目は失われないので安心です。
3.続いてのポイントは脱水です。
あまり脱水しすぎると、カーテンにシワができてしまいます。
脱水は1分にしましょう。
4.やわらかく脱水し、カーテンは日中の窓際に吊るしながら乾かしてください。
とても簡単で、あっという間にカーテンの洗濯に成功すること請け合いです!
カーペットやラグなどの大物も時には洗濯しなければなりません。
お風呂場などで手洗いもできますが、水分を含んで重くなりますし、その後に脱水をするのも大変ですので洗濯機で洗うのが良いでしょう。
そこで、今回は洗濯機でカーペット等の大物を洗う仕方を紹介いたします。
【洗濯機で大物を洗う方法】
1.まず洗濯機に入れる前に、カーペットが洗えるタイプかどうか洗濯表示を確認してください。
2.大きめのラグはそのままでは入らないので、折って紐で縛ります。
3.洗濯機の水量は多めにし、中性洗剤を入れて手で押し洗いします。
4.洗濯のコースは「手洗い」か「ドライ」にしてください。
お使いの洗濯機にこれらのコースが無い場合は、手で押し洗いと脱水を繰り返して、洗濯機で洗濯できます。
全自動ではなく、少しの工夫が必要ですが、自宅の洗濯機でもしっかりカーペット等を洗えます。
ぜひ、お役立てください。
夏物の帽子はたくさん汗がしみ込んでいるので、しっかり洗うことが必要です。
しかし、洗濯機の中に突っ込んでしまうと、帽子の形がすっかり崩れてしまいます。
そこで、今回は帽子が型崩れしないように、やさしく手洗いする仕方をご紹介しましょう。
【帽子の洗い方】
1.まずボウルに洗濯用洗剤を溶かし泡立てます。
2.そこに帽子をつけ込み、やさしく手洗いします。
3.気になる部分は使わなくなった歯ブラシなどを使って、手でこすり洗いしてください。
4.シャワー等を使って、手洗いですすぎし、汚れを流してください。
5.帽子の形を崩さないために、脱水は特に優しい方法で行いましょう。
手でギュウギュウに絞ってしまってはいけません。
6.軽く水気を切ったのちは、ザルを用いてその上に帽子をかぶせ、上からタオルをかけて乾くまでそのままにします。
帽子の形を保ちつつ、1シーズン使った帽子を洗濯できましたね!
冬物のモコモコしたスリッパも、だんだん汚れてきますのでしっかり洗濯しましょう。
しかし、何も考えずに洗濯機に入れて洗濯するとスリッパが型崩れしてしまうかもしれません。
また、他の衣類などと一緒に洗うのは抵抗がありますね。
そこで、今回は上手なスリッパ洗濯の仕方をご紹介します。
とても簡単な方法でスリッパを洗濯できますよ。
【もこもこスリッパの洗い方】
1.まず、スリッパの裏と裏を合わせて、タオルで包みます。
2.その状態で洗濯ネットに入れて、洗濯機に入れてください。
このようにすることで、洗濯機の中でスリッパがバラバラになって、型崩れをしたり、他の衣類と混じってしまったりすることを避けることができます。
ぜひ、お試しください!
セーターなどのニット類は洗濯をした後にハンガーにかける方法なども考えておくことが必要です。
何も考えずに、そのままハンガーにかけるとセーターが型崩れしてしまうこともあり得ます。
高価なセーターなどは、洗濯とその後の処理で傷んでしまうのは残念ですよね。
【セーターの型崩れを防ぐ干し方】
1.まず、セーターは半分に折ります。
2.そして脇のところに、ハンガーを逆さにあてて、袖とセーターの下部をハンガーに折り込みます。
3.このまま、ハンガーの向きを変えると、セーターを伸びさせず、型崩れしない状態で干すことができます。
ハンガーからずり落ちることもないので、とても重宝します。
セーターを畳む仕方などは、言葉だけでは表現しづらいので、ぜひ動画を見ながら実践してみてください。
毎日のお洗濯。せっかくなら、効率的に洗濯機を上手に使う仕方をマスターしておきたいものですね。
今回は、洗濯機に衣類を入れていく順番とその理由をご紹介しましょう。
【洗濯機に衣類を入れる際のポイント】
洗濯機に入れる衣類はジーンズ などの重いものから入れるのがおすすめです。
なぜなら、重いものが洗濯機の中で下にあることで、洗濯中の回転がスムーズになるからです。
最後に重いものが乗ってしまうと、どうしても回転が妨げられ全体が洗えなくなってしまうので注意しましょう。
何も考えずに、洗濯機に衣類を放り込んでいた方は、ちょっと意識して重いものから先に入れるようにするだけで、洗剤を変えなくても汚れ落ちが良くなります。
とても簡単な方法なので、ぜひ使ってみてください。
洗濯を成功させ、洗濯物をいつも清潔にしておく秘訣は、洗濯機のクリーニングを定期的に行うことです。
お風呂場の水カビと同じように、洗濯機の中も放置しておくとドロドロになってしまいがちです。
そのままの状態で洗濯を繰り返すと、当然、その洗濯機で洗濯したものも完全にはきれいに洗うことができないのです。
そこで重宝するのが塩素系洗濯槽クリーナーです。
1~2か月に一度クリーニングすることで、雑菌の繁殖を抑え、不快な部屋干しの匂いなどを大幅に軽減することができます。
塩素系洗濯槽クリーナーを入れて、洗い、すすぎ(2回以上)、脱水の順番に通常運転してください。
なお、この際、高水位で3時間以上つけ置きするとさらに効果的です。
旅行時でも小物類を手洗いで洗濯する仕方をご紹介します。
【旅先で洗濯をするアイデア】
1.まず、使用するのはジップロックなどの保存用袋です。
2.そこに洗濯用洗剤(粉)と水を少量ずつ入れます。
洗剤入りの保存袋に靴下などを入れて密閉したのちに、手でもみ洗いするか、足で踏み洗いします。
十分に洗剤と靴下などが混ざり合うようにしてください。
3.そして、手洗い場(流し)ですすぎを行います。
靴下や下着などの場合は、手で絞るだけで、十分に脱水することができます。
保存袋や洗濯用洗剤(粉)は100円ショップなどでも売っていますので「あ、これは洗濯したいな~」と思った時は、すぐに洗濯用グッズをそろえることができます。
洗濯機はとても簡単に洗濯できる優れた発明ですが、カーテンを洗う場合やカーペット等の大物を洗う場合など、効果的な洗濯の仕方を知らなければ、うまく洗いあげることができません。
また、セーター類や特殊な生地は、せっかく洗濯をしたのに、型崩れをしてしまったり、きれいに洗いあがらなかったりします。
今回紹介した動画を参考に、洗濯機の効果を最大に引きだして洗濯を成功させる方法をマスターしてください!
洗濯機は便利ですが、どんなものでも洗濯機で洗えるわけではありません。
洗濯機ではなく手洗いが必要なものや、特別な方法で洗濯しなければならない生地もあります。
それを見わけるためについているのが、洗濯表示のタグです。
しかし、洗濯表示は絵文字・マークで書かれているため、これだけを見ても洗濯の仕方がわからないことがあります。
こんな時、とても便利なiphoneアプリがあります。
「これ洗える」というライオンが出している無料アプリです。
洗濯表示のタグに描かれているマークをアプリ上で選んでいくだけです。
選び終わると、どのように洗うとよいかというガイドが表示されます。
主婦1年生でも、迷わずに済むとても便利な洗濯アプリです。
無料アプリなので、ぜひ一度使ってみてください。