料理を作る際、使いきれなかった野菜が傷んでしまい、もったいないと感じることがありますよね。
普段家で野菜を保存するときは、どんな風に保存していますか。
冷蔵庫に入れたり、冷暗所に保存したり、様々な保存方法がありますが、食材にはそれぞれ適した保存方法があります。
ちょっとした工夫とアイデアで、野菜が長持ちします。
簡単ですから、ぜひ参考にしてみてください。
野菜に手を加えて時短調理に使える保存アイデアや、カレーとお米の簡単で効果的な保存方法も合わせて紹介します。
たけのこご飯に土佐煮や天ぷら、炒め物などお花見にもぴったりの春の味覚、たけのこをたっぷり味わえる保存方法です。
【やり方】
たけのこを適当な大きさに切って保存容器に入れます。
上からひたひたにかぶるくらいの水を入れたらOKです。
水は変えずそのままで5日ほどもちます。
毎日水替えすれば、1週間以上新鮮なたけのこが食べられますよ。
1人暮らしでは使い切ることが難しいたけのこも、しっかり保存することで、おいしく長く食べられます。
春の息吹を感じる旬のたけのこを手に入れたら、色々なメニューに挑戦したいですね。
この保存方法を活用して、たけのこを思う存分食べましょう。
サラダやサンドイッチに大活躍のレタスですが、葉物野菜はしなびやすいので、上手に保存して新鮮さをキープしましょう。
レタスやキャベツは、芯をくりぬいて濡らしたキッチンペーパーを詰めるという方法が有名ですが、なかなか面倒なのも事実です。
もっと簡単にすぐできる保存方法があります。
【やり方】
レタスの芯の部分につまようじを3本刺すだけです。
包丁など硬いものでしっかり押し込めば保存場所も取りません。
あとはいつも通りに冷蔵庫で保存します。
簡単ですから、だまされたと思って一度試してみてください。
実際の効果に驚きますよ。
ただし、つまようじの先にカビが生えることがあるので、その前までには食べきりましょう。
薬味やシソ巻きなどにさっぱりとした香りが魅力の大葉ですが、買ってきても1回では使いきれず、冷蔵庫でしおれてしまうことも多いですね。
おしゃれなメイソンジャーを使って、大葉がしっかり長持ちする保存方法を紹介します。
【やり方】
まずメイソンジャーの底に合わせてキッチンペーパーを切ります。
キッチンペーパーをメイソンジャーの底に敷き、ペーパーに水を吸わせて大葉を立てて入れます。
これだけでちゃんと長持ちしますよ。
メイソンジャーがない場合は、縦長の保存容器やグラスにラップをして使うことで代用できます。
カレーやフライドポテト、肉じゃがなど人気のじゃがいもですが、放っておくと芽が出てしまいます。
ジャガイモの芽には「ソラニン」という毒素が含まれます。
芽が出てしまったら、しっかりくりぬいて取り除かなくてはなりませんので、少し面倒です。
芽が出ない内に調理してしまうのが1番ですが、保存方法によってじゃがいもの芽を出にくくすることができるんです。
【やり方】
方法は簡単で、じゃがいもと一緒にりんごを1個入れるだけです。
上から新聞紙をかけ、冷暗所で保管しましょう。
りんごから出るエチレンガスが、じゃがいもから芽が出るのを遅らせてくれます。
ちなみに、じゃがいもは冷蔵庫よりも冷暗所での保存がおすすめです。
買ってきたまま、ビニール袋に入れておくと野菜は傷みやすくなります。
玉ねぎやじゃがいも、人参などの根菜は、袋から出して通気性の良い場所で保存しましょう。
根菜は冷蔵庫に入れるよりも、冷暗所で保存するのが適しています。
【やり方】
やり方は簡単で、野菜をビニール袋から出し、洗濯ネットに入れるだけです。
土がついていたら、洗わずにそのまま保存します。
洗濯ネットは、使い古しのストッキングでも代用できます。
ストッキングを使う場合は、玉ねぎ1つごとに結び目を作って直射日光の当たらない場所に吊るすとより長く保存がききます。
カレーやハンバーグ作りに、あると一気に料理にコクと旨みが出るあめ色玉ねぎですが、じっくり炒めるので時間がかかるのが難点です。
あめ色玉ねぎを、簡単に時短で作れる方法があります。
【やり方】
1.まず玉ねぎをみじん切りにして、冷凍庫で凍らせます。
2.玉ねぎが凍ったらフライパンにかけ、1分間炒めるだけで簡単にあめ色玉ねぎの出来上がりです。
凍らせることで水分が抜けやすく、甘みが凝縮されます。
玉ねぎの食感を残すには、大きめに切るのがポイントです。
凍らせるときは、サランラップに包んだ上でジップロックに入れ、臭い移りを防ぎましょう。
市販のレモンシュガーを使って、簡単にさわやかな香りが人気の甘酢漬けが作れます。
作り置き保存ができるので、毎日の食事の副菜やお弁当の彩りにおすすめです。
紅白で華やかな甘酢漬けは、おつまみにもぴったりでお花見メニューにもおすすめです。
レモンのさわやかな酸味がサンドイッチにもよく合います。
【材料】
大根 5cm
人参 5cm
レモンシュガー 2袋
酢 大さじ3
塩 小さじ1/4
【作り方】
1.小分けのレモンシュガー2袋(20g)に酢大さじ3、塩ひとつまみを加えてよく混ぜ溶かし、マリネ液を作ります。
2.人参と大根を拍子木切りにし、1晩マリネ液にひたしたら完成です。
カレーを冷蔵庫で保存した時、冷えるので固まってしまいますよね。
固まったカレーはあたためにくく、レンジでチンしてもムラになりがちです。
鍋で温め直すときもぐるぐる混ぜるのに力がいりますし、焦げないように気を遣います。
そんな悩みを簡単に解決する方法があるんです。
【やり方】
カレーを保存するときに、たった1さじあるものを加えるだけで、カレーが固まらずさらさらになりますよ。
それは、調理後のカレーにはちみつをスプーン1杯分入れて、よく混ぜるだけです。
はちみつの成分が働いて、でんぷんが固まるのを抑えます。
冷えても混ぜやすく、あたためもラクラクです。
カレーにはちみつの甘みとコクが加わって、さらに味に深みが出ますよ。
お米に虫がわいてしまったことはありませんか。
特に農薬不使用の有機米は、普通のものよりも虫がわきやすい傾向にあります。
虫は高温多湿を好み、暖かくなると活発に活動を始めます。
虫がわく前にお米の虫よけ対策をして、気持ちよくおいしいご飯を食べたいですね。
【やり方】
虫よけの方法は簡単です。
市販の鷹の爪を数本袋に入れて、米びつに入れておくだけです。
唐辛子の臭いを嫌がって、虫が近寄りません。
鷹の爪を入れるのは、封筒やティーバッグ、布の袋などがベストです。
唐辛子のほか、にんにくでも効果がありますよ。
簡単で効果が高い方法なので、ぜひ試してみてください。
野菜によって収納場所や収納方法を変えることで、これまでよりも日持ちがよくなります。
せっかく買ってきた食材ですから、無駄なくおいしく食べきりたいですね。
食料品の賢い保存方法を理解して、毎日の料理を楽しみましょう。保存方法を知ることで、食費の節約にもなりますよ。
キッチンで役立つ簡単な保存方法を活用すれば、食料品を長く新鮮に保つことができます。
工夫がいっぱいのアイデアをうまく使って、賢く時短と節約を実現しましょう。
体を温める作用のあるしょうがは、料理の風味付けや薬味に活躍する、常備しておきたい食材です。
大きな塊で買うとたくさん食べられますが、難点は切り口がすぐに乾いてしわしわになってしまうことです。
そんな悩みを簡単に解決する保存方法があります。
【やり方】
保存容器に水を張り、しょうがを適当な大きさに切って入れるだけです。
これだけで、しょうがを数日たってもみずみずしい切りたてのままの状態で保存できます。
水に入れずに保存した場合は乾いてしまった部分を切り落として使う必要がありますが、この方法ならしょうがが乾かないので丸ごと使えて食材のムダが少なく節約になります。