食事作りも、毎日行うのはとても大変です。
栄養のバランスを考えて、無駄なく食材を使い切り、食費の予算も計算しながら、実はかなり高度なプロジェクト。
時間に余裕がある時には少し手の込んだ料理に腕を振るって、本当に時間がない時にはレンチンだけの冷凍食品やお惣菜も。
毎日のことだから、一番のコツは手抜きもいれながら臨機応変にやることかもしれませんね。
今回は「あまり時間はないけれど、ちょっと時間があるから作りたい」というときに役立つ簡単レシピを紹介しています。
お弁当や夕飯のもう一品にもササっと作れてお弁当にも使えるレシピ&お弁当のチョイ技をご覧ください。
肉じゃがといえば家庭料理の定番にして王道の煮込みメニューですね。肉じゃがのレシピはたくさんありますが、蒸し炒めでも美味しくできます。
煮込まないのに美味しいスピードレシピです。
【材料】
じゃがいも(中4個)
玉ねぎ(1個)
人参(1本)
ピーマン(2個)
牛肉(300g)
オリーブ油(大さじ1)
塩胡椒(少々)、合わせ調味料
きび砂糖(大さじ2)
醤油(大さじ2)
クローブ※パウダー(2振り)
【蒸し炒め肉じゃがのつくりかた】
・牛肉・野菜を食べやすい大きさに切り、調味料をあわせておきます。
・玉ねぎ、にんじん、ジャガイモをフライパンに入れ、塩・サラダ油をかけて軽く炒め、蓋をして蒸し焼きにします。
・フライパンの蓋をあけ牛肉をいれてほぐし、牛肉に合わせ調味料をからめます。
・ピーマンを加えて全体に調味料が馴染むように炒めれば完成。
和食ではあまり使わないクローブを隠し味に加えています。
合わせ調味料は牛肉に吸わせるように絡ませてください。
牛肉に味が絡むことで、少ない調味料でも全体にしっかり味がつきます。煮汁に旨味が逃げないので味がぼやけず、煮込まなくても美味しくできあがりますよ。
お餅をいれて炊き込みご飯を炊きましょう。
白米を使っていますが炊きあがりはまるでもち米。
夕飯にあわせて炊飯器をセットするだけの、お餅マジックレシピです。
【材料】
人参
ごぼう
餅
麺つゆ
顆粒だし
刻み海苔
【切り餅いりおこわの作り方】
・炊飯器に洗ったお米と、食べやすい大きさに切った人参、ごぼう、切り餅をいれます。
・めんつゆ、顆粒だしを適量加え、水を炊飯器の目盛に加減して炊きます。
炊きあがったご飯はよく混ぜ、海苔をのせて召し上がれ。
鶏肉、きのこ類、たけのこなどを加えても美味しく、中華だしをつかうと中華おこわ風に炊き上がります。
モチモチとした触感はもち米で炊いたよう。
お正月に残った切り餅は冷凍しておいて使うと便利ですよ。
大人も子供も大好きハンバーグ。
多めに作ってお弁当にも使えるいつでも人気のハンバーグですが、難点は手が汚れるので他の料理と同時進行しにくいこと。
捏ねるのに使ったボールもギトギトになるので洗うときにちょっとイヤなんですよね。
そんなハンバーグも手を汚さずに作れる方法があるんです。
材料を全部ポリ袋に入れて捏ねます。
やってみるととっても楽でした。
【材料】
ひき肉
玉ねぎ
卵
パン粉
塩
こしょう
ナツメグ
【楽々ハンバーグのつくりかた】
・ポリ袋にひき肉、みじん切りにした玉ねぎ、卵、パン粉を入れ、塩、コショウ、ナツメグなどお好みで加えます。
・ポリ袋ごと揉んで材料を捏ねあわせます。
・平らにしたポリ袋の上から菜箸で型をつけて一口サイズにします。
・フライパンで焼いてソースで味を調えれば完成。
菜箸で一口サイズにすることでお弁当にも入れやすくなります。
お弁当用にはソースを別添えにしても良いですね。
一口サイズにしたところで冷凍しておくと使い勝手がいいですよ。
洗い物が少ないだけでもかなり時短になりますね。
電子レンジであっという間に完成するキッシュ風のおかずは、洗い物も少なくて忙しい朝にもピッタリ。
お弁当に詰めても彩りがよくておすすめです。
蓋ができる容器を使って、そのままお弁当に持っていっても食べやすかったです。
【材料】
卵
牛乳
ピーマン
トマト
かぼちゃ
溶けるチーズ
【レンジでキッシュ風の作り方】
・耐熱容器に一口サイズに切った野菜をいれ、牛乳30ccと溶き卵1個を加え、溶けるチーズをのせます。
・電子レンジで1分加熱すれば完成。
野菜はプチトマトや薄く小さくスライスしたニンジンなどがおすすめです。
牛乳は溶き卵の半量を目安にすると失敗がありません。
1分加熱して足りないときは10秒ずつ様子を見ながら加熱してください。
冷凍パイシートを使えば、簡単におしゃれなレストランのようなポットパイが作れます。
インスタントのスープを使ってあっという間に完成の人気メニューです。
【材料】
好みのスープ
冷凍パイシート
卵黄
【簡単ポットパイの作り方】
・耐熱のカップにお好みのスープをつくり、冷凍パイシートでカップに蓋をします。
・200度に熱したオーブンで10分焼けばで完成。トースターを使用してもOKです。
冷凍パイシートは解凍してから使うのがコツ。
事前に冷凍から冷蔵庫に移しておくか、室温に5分から10分置けばで解凍できますが、すぐにやわらかくなってしまいますので注意しましょう。
カップに被せるときに折れてしまわない程度の硬さの、まだ冷たい状態で使います。
フタをして焼くだけなのにサクサクとした食感がたまらないリッチなレシピです。
お弁当以外にも、夕飯をつくりながら一緒に用意しておけば、夜食としてもいただけるスープジャー。
身体が温まって胃にも優しいスープは、試験勉強中の夜食には最適です。そしてスープにすると野菜も食べやすくなります。
「1日350g以上の野菜を摂りましょう」と言われていますが、このレシピでもおおよそ半分の量が摂れちゃいますよ。
【材料】
キャベツ(1枚)
人参(1/2本)
玉ねぎ(1/4個)
白だし(大さじ1)
ジンジャーパウダー(2〜3振り)
小ねぎの小口切り(適量)
甘酒〈ストレート〉(100cc)
【スープジャーで甘酒スープの作り方】
・一口サイズに切った野菜をレンジに3分かけます。
スープジャーに野菜をいれ、白だし、生姜パウダー、ネギを加えて、レンジで温めた甘酒をいれてフタをします。
熱々が好きな方には食べるときにぬるく感じられることがあります。
熱湯を注いでスープジャーをあらかじめ温めておくと冷めにくくなりますよ。
生姜に含まれるショウガオールには身体を温める効果があります。
おろし生姜よりジンジャーパウダーの方が辛みが強く感じられますが、お好みで加えて見て下さいね。
飲むとポカポカするからだにやさしい甘酒スープです♪
お弁当の定番中の定番「卵焼き」は、1度に多めに作って冷凍しておくと便利です。
卵焼きって冷凍できるの???と思われがちですが大丈夫。
しかも冷凍した卵焼きはそのままお弁当にいれて自然解凍でOKなんです。
1回分ずつ小分けにして冷凍庫へ。忙しい朝に助かりますね。
卵焼きは普段と同じ焼き方でOKですが、冷凍する場合のコツはなるべく水分を少なくすることです。
牛乳やだし汁を使う場合は少し控えめに、そしてしっかり焼くと良いですよ。
最後にご紹介する裏技は、お弁当のお悩みを解消する方法です。
それは、中身が崩れて片側に寄ってしまう“寄り弁”問題。
気を付けて持ち歩いても、さあ食べようとお弁当箱のフタをあけると片側に中身が寄ってしまってガッカリということありますよね。それを防止する方法をご紹介します。
その方法とは「ラップをかけてふたをすること」それだけです。
そんなことで?と思うような簡単な方法ですが、ラップをかけた上からフタをすれば、ラップがストッパーになり中身が動いて寄ってしまうことが防げます。
1度ためしてみてください。
定番メニューをもっと簡単に、時短レシピをご紹介しました。
お弁当でも使えるアイデアです。
食事の準備は、買物、下ごしらえ、後片付けの時間もあわせてトータルで考えると、とても手間がかかるもの。
時短ができるところが一つでもあると助かりますね。
毎食バランスの取れた食事が理想ですが、「昨日は野菜が少なかったから今日はいつもより野菜を多く食べよう」「今日はお肉が多かったから明日は控えめに」と3日間で帳尻を合わせるような感覚で食べるようにすると、気負わずに食事バランスを整えられるそうです。
ご紹介した時短レシピを参考に「簡単でも美味しい」レパートリーを増やしてくださいね。
時々食べたくなる揚げ出し豆腐。
でも豆腐の水切り、衣をつけて、油を出して、揚げて…と手間のかかる料理です。
でも厚揚げがあれば、時間がない時にも揚げ出し豆腐が簡単にできるんです。
【材料】
厚揚げ
麺つゆ
鰹節
長ネギ
【即席揚げ出し豆腐の作り方】
・まず厚揚げを切ってお皿に盛ります。
・そこに麺つゆをかけて電子レンジで30秒。
・ネギと鰹節かければ完成。
麺つゆはストレートタイプだとかけるだけでいいので楽ちんです。(濃縮タイプは濃さを調節してください)
レンジにかける時間は30秒を目安に様子を見ましょう。
チューブのおろし生姜をたっぷりかけたりしても美味しいです。
簡単1分で、おつまみにもご飯のおかずになるひと皿です。