自宅にいる時間が増えれば増えるほど出てしまうゴミ。中でも、プラスチックゴミはすぐにいっぱいになってしまいます。
また、プラスチックゴミが海に流れ込んでしまう海洋汚染問題やレジ袋の有料化など、プラスチックに関するニュースがとても身近になっていますね。
そこで今回は、暮らしに簡単に取り入れやすいプラゴミのカサを減らすコツや再利用法をお伝えします。軽いのにかさばるプラゴミは、ちょっとした工夫でカサを半分以下にできます。ご家族やお子さんと一緒にぜひお試しください!
家でよく出るプラゴミの代表的なものに卵パックがありますよね。卵パックのように大きくかさばるプラゴミは、ゴミの日まで保管しておくのが大変です。
そんな卵パックが五分の一ほどに小さくなる方法をご紹介します!
やり方はマグカップに卵パックを入れて、そこにお湯をかけるだけ。卵パックゴミが出たらマグカップに入れておけば、お湯を沸かしたついでに少量のお湯で小さくできますよ。
できるだけ小さくなるよう処理しておけば、ゴミの日まで快適ですね!
【手順】
①マグカップを用意します。
②卵パックを切るか、または小さく折りたたみながらマグカップに押し込みます。
③マグカップにお湯をかけながら、お箸やフォークでさらにぎゅっと押し込みます。
④お湯を切ってゴミ箱に捨てます。
※お湯を使う際は、やけどをしないようご注意ください。
リビングやキッチンなどの限られたスペースに置くゴミ箱は、小さいサイズをお使いの方もいますよね。でも、小さなゴミ箱はあっという間にいっぱいになってしまって、ゴミ袋を交換するのが大変です。また、ゴミ箱にゴミをぎゅっと押し込んでも、徐々にゴミが開いてきてしまいがち。
そこで、輪ゴムを活用する方法をご紹介します。やり方はスナック菓子の袋を適当に小さくまとめて、それを輪ゴムで止めるだけ!輪ゴム効果で、驚くほどゴミの量が変わりますよ。
ゴミ箱の近くに輪ゴムを置いておけば、ゴミをまとめる習慣がつきそうですね!
【手順】
①輪ゴムを用意すします。
②ゴミを折りたたむなどして、小さくまとめます。
③まとめた状態のゴミを輪ゴムで止めてからゴミ箱に捨てます。
スナック菓子や紙袋などですぐにいっぱいになってしまうゴミ箱。そのまま捨てただけではかさばってしまうゴミですが、何の道具もいらずにゴミをコンパクトにする方法をご紹介します。
外出先でゴミ箱がない場合でも、ささっと小さくまとめてバッグにしまえるので便利ですよ。
一見難しそうですが、一度やってみるとすぐに覚えられますので実際に手を動かして試してみてくださいね!
【手順】
①袋を半分に折ります。
②それを三つ折りにして細長い形状にします。
③横長に置いて、左側を少し残しながら右側を上方向に折ります。
④時計回しに90度回転させて、右側を再度上方向に折ります。
⑤さらに時計回しに90度回転させて右側を上方向に折り、③で残した部分の下にくぐらせます。
⑥残った部分が長い場合は、半分に折り、もう片方にくぐらせます。
スーパーなどでフルーツを購入する際に、フルーツが入っているプラスチック容器。 そのまま捨てる前に、こんな活用法を試してみませんか?
りんごやぶどうなどのフルーツは、大きめのしっかりしたプラスチック容器に入って販売されている事がありますよね。その形状が、冷蔵庫の整理にぴったりなんです!
冷蔵庫のこまごまとした食品や使いかけの野菜は、いつのまにか奥の方に入ってしまって、気がついたら賞味期限切れなんてことになりがちです。そんな食品をプラスチック容器にまとめて冷蔵すれば、プラスチック容器は透明なので冷蔵庫を開けるだけで何を保存しているかが一目瞭然!食品ロスの防止につながりますね。
プラスチック容器ごと引き出せば、簡単に食品を出し入れできますし、次にフルーツを購入する時にプラスチック容器を交換すれば、清潔さも保てて便利です。
【手順】
①フルーツが入っていたプラスチック容器を洗って乾かします。
②プラスチック容器に、冷蔵庫の中のこまごまとした食品をまとめて入れて、冷蔵庫に戻します。
プラスチックゴミを小さくまとめて捨てるコツやプラスチック容器の再利用法をご紹介しました。
ゴミを減らすことは、ゴミ袋の軽量化にもなり、ゴミを処理するコストの削減につながります。しかし、家で過ごす時間が長いと、ゴミが増えてしまうのは仕方のないことです。
ゴミをできるだけ出さないような暮らしを意識しながら、出たゴミはコンパクトに処理する努力をしていきたいですね。
しっかりとゴミを分別して、ひとりひとりが責任を持ってゴミを処分することが未来の環境を守ることにつながります!
東京在住のライフオーガナイザー®・クローゼットオーガナイザー® 鈴木裕子です。
すっきり=楽チン=ストレスフリー=家族にやさしい。
「好き」と「心地よい」に囲まれた家づくりを研究中。
プラスチックゴミは、「プラ」マークが付いているものを指します。包装ラベルやトレイなどのわかりやすいものから、歯ブラシや錠剤薬のシート、プチプチの緩衝材まで様々なプラスチックゴミがあります。
軽くすすいでも油やにおいの落ちないものは可燃ゴミとなります。
※地域により異なる場合もありますので、お住いの地域のルールに従って分別してください。
プラゴミはゴミの中でも一番軽いのですが、一番かさばってしまう形状をしています。プラゴミ専用のゴミ箱を用意しても、あっという間にいっぱいになってしまいますよね。
プラゴミを減らす方法として、まずは家の中に持ち込まない工夫が必要です。最近は、お肉をトレイではなくビニール袋で販売されているものがありますので、意識して袋入りのものを購入してみてはいかがでしょうか。
次に、お菓子の包装袋やトレイなどの大きくかさばるものは、ゴミ箱に捨てる前にハサミで小さく切る方法があります。お子さんに手伝ってもらうのもよいですね。
さて、次からはプラゴミをギュギュッと小さくできる方法をご紹介していきます。