ゴミ箱や靴箱、冷蔵庫など、おうちの中で臭いが気になる場所ってありませんか?
そんな臭いを簡単に消すことができるアイテムといえば「消臭剤」ですよね!
でも消臭剤って場所ごとに何個も購入すると、結構お値段がするものです。
しかも臭いが強い場所ほど消臭効果がなくなるのも早いので、何回も買い直すとなるとコストがかかってしまう…。
そんなときは、自分で消臭剤を手作りしちゃいましょう♪
実はおうちにある身近なものたちで、手軽に消臭剤が作れるんです!
今回は消臭剤を手作りするメリットと、簡単に手作りする方法6選をご紹介します。
まずは「重曹」を使って消臭剤を作る方法をご紹介します。
重曹はキッチンやお風呂など、いろいろな場所のお掃除に使える万能アイテムとして人気ですよね。
実は重曹って、汚れを落とすだけでなく消臭効果もあるんです!
<用意するもの>
・スプレーボトル
・重曹…小さじ2杯
・水…200ml
<手順>
1. 水に重曹を入れます。
2. よくかき混ぜて溶かしましょう。
3. 溶かした液体をスプレーボトルに入れます。
これで重曹の消臭スプレーの完成です。
ゴミ箱や三角コーナー、トイレ、カーテン、靴など、さまざまなものの消臭に使うことができます。
重曹は食品由来の素材から作られているので、小さなお子さまやペットを飼っているおうちでも安心して使えるのも嬉しいポイントではないでしょうか。
次は使い終わった「使い捨てカイロ」を使って、冷蔵庫内の消臭剤を作る方法をご紹介します。
普段使い終わった後は捨ててしまう使い捨てカイロですが、実はこの中身に消臭効果があるんです!
<用意するもの>
・使い捨てカイロの中身
・深めの容器
<手順>
1. 使い終わったカイロの端を、ハサミなどで切ります。
2. 中身が散らばらないように気をつけながら、容器にあけましょう。
3. そのまま冷蔵庫に入れます。
これだけで冷蔵庫の嫌な臭いを消すことができるんです。
使い捨てカイロの中には「活性炭」が入っています。
備長炭や活性炭などの炭には見えないくらい小さなミクロの穴が無数に空いていて、その穴が嫌な臭いを吸い取ってくれるんです◎
穴に悪臭成分がたくさん吸着すると消臭効果が薄れてくるので、また臭いが気になってきたら中身を交換してくださいね。
ちなみに靴箱全体ではなく靴自体を消臭したいときは、使用済みの使い捨てカイロをそのまま入れておくだけでも消臭効果が期待できますよ。
次は、嫌な臭いを消して自分の好きな香りが広がる、靴箱の消臭剤の作り方をご紹介します。
使うのは「アロマオイル」と「重曹」です。
<用意するもの>
・お好みのアロマオイル…数滴
・重曹…大さじ1杯程度
・底が深めのお皿
・ラップ
<手順>
1. お皿に重曹を入れます。
2. <手順1>にアロマオイルを垂らしましょう。
3. ラップをかけます。
これで靴箱の消臭剤の完成です。
重曹の消臭効果で靴の嫌な臭いが消え、アロマオイルの自然な香りが広がりますよ。
市販の消臭剤や芳香剤を購入する場合はなかなか好みの香りが見つからないこともありますが、手作りなら自分の好きな香りで作ることができます。
靴を出し入れするたびに好きな香りが広がるなんて、靴箱を開けるのが楽しみになりそうですね♪
次は「コーヒーかす」を脱臭・消臭剤として再利用する方法をご紹介します。
コーヒーかすとは、ドリップコーヒーをドリップした後に残るかすのことです。
普段は何気なく捨てているこのコーヒーかすですが、実は強力な脱臭・消臭効果があるんです!
<用意するもの>
・コーヒーかす(ペーパーフィルターごと)
・ホッチキス
<手順>
1. コーヒーかすをペーパーフィルターに入れた状態のまま乾燥させます。
2. 中身が出ないように折りたたみましょう。
3. 口が開かないようにホッチキスで留めます。
あとは靴の中に入れるだけ♪
コーヒーかすには、消臭効果や除湿効果があります。
中が蒸れて臭くなってしまった靴の中に入れておけば、湿気も嫌な臭いも取ってくれるんです。
普段捨ててしまっているものを消臭剤として再利用できるなんて、エコで経済的ではないでしょうか。
※コーヒーかすはしっかりと乾燥させましょう。
水分が残った状態で放置してしまうと、カビが生えてしまうので注意してくださいね。
次は「麦茶の出し殻」を使って消臭剤を作る方法をご紹介します。
麦茶の出し殻もコーヒーかすと同じように、乾燥させることで消臭剤として再利用できるんです。
<用意するもの>
・麦茶の出し殻
・お茶パックや巾着などの袋
<手順>
1. 使い終わった麦茶パックから出し殻を取り出し、小皿などの容器にあけます。
2. 出し殻を十分に乾燥させましょう。
3. 乾燥させた出し殻を、不織布のお茶パックやオーガンジー巾着袋などに入れます。
あとはクローゼットや靴箱、冷蔵庫など、臭いが気になる場所に置いておけばOK!
嫌な臭いをしっかり消してくれますよ。
出し殻を乾燥させる方法は、フライパンで炒ったりレンジで加熱したりキッチンペーパーの上にのせて天日干ししたり…とさまざまなものがあります。
時間や手間なども含めて、お好みの方法で十分に乾燥させてくださいね。
最後に「保冷剤」を使った消臭剤の作り方をご紹介します。
使うのは保冷剤に入っている、ジェル状の高吸水性ポリマー(高吸水性樹脂)。
保冷剤には高吸水性ポリマーのみを使っているものと、高吸水性ポリマー+消臭効果のある成分(植物性抽出物など)が入っているものがあります。
消臭成分が入っている保冷剤でないと消臭効果は得られないので、使用する前に表面に記載されている表示を確認してくださいね。
<用意するもの>
・消臭効果のある成分入りの保冷剤
・深めの容器
<手順>
1. 常温に戻した保冷剤を開け、中身を容器に移します。
2. そのまま靴箱などの消臭したい場所に置きましょう。
さらにアロマオイルで香りをつければ、芳香剤としても活用できますよ♪
※作った消臭剤はお子さまやペットの手が届かないところに置きましょう。
誤って口にしないように気をつけてくださいね。
※吸水ポリマーは水分を吸収するものです。
市販の消臭ビーズなどは、消臭成分となる植物性抽出エキスや薬液を水と共に吸水ポリマーでできたビーズに含ませています。吸水ポリマーのみの効果ではありません。
消臭成分が抜けた吸水ポリマーに消臭効果は期待できないのでご注意ください。
今回は、おうちにあるもので簡単に消臭剤を手作りする方法6選をご紹介しました。
普段は捨ててしまっているものを再利用できる方法や人気のお掃除アイテムを活用する方法など、魅力的なアイデアばかりだったのではないでしょうか。
コーヒーかすや麦茶の出し殻、使い捨てカイロなどは、使ったあとに保管するように習慣づけておくと、取り替え時期にすぐに次の消臭剤を作れるので便利ですね◎
ぜひ臭いを消したい場所に合わせて、お好みの消臭剤を手作りしてみてくださいね。
自分で消臭剤を手作りすることで、どんなメリットが得られるのかを考えてみました。
①低コスト
市販の消臭剤を購入するよりも、自分で作った方がコストがかかりません。
②再利用できる
今回ご紹介する手作り消臭剤には、普段捨てているものを再利用して作っているものが多数あります。
捨てていたものを再利用して活用できるなんて、経済的ではないでしょうか。
③好みのデザインにできる
おうちの雰囲気に合ったデザインの消臭剤を見つけるのって、結構大変かもしれません。
自分で作れば好みの見た目に仕上げることができるので、お部屋に合った消臭剤を置くことができます。