サラダや炒め物、食卓の身近な食材のレタス。
丸ごとのレタスは毎日食べてもなかなか消費しきれない量がありますよね。
その上あまり日持ちしないことが難点。
冷蔵庫で保存していたのに、気づけばしおれてしまった...なんてことも多いのではないでしょうか?
そんなお悩みの方に、レタスを長持ちさせる保存方法と美味しくいただくことができるおすすめの食べ方をご紹介します!
正しく保存して、シャキシャキ食感のレタスをいただきましょう!
はじめにご紹介するのは、レタスの成長を止めることで傷みにくくする保存法です。
レタスをはじめとする、キャベツや白菜といった結球野菜と言われる野菜は、芯の部分にある「成長点(生長点)」が細胞分裂を引き起こすことで成長しています。収穫されてからも、成長点が細胞分裂を続けて成長させようとするため、葉に含まれる水分が使われてしまうんです。
つまり、成長点を破壊すれば、成長を止めて水分が失われにくくなります。
成長点を爪楊枝を使って破壊する、簡単な方法をご紹介します。
【用意するもの】
・爪楊枝 3~4本
・ラップや袋
【手順】
①レタスの芯に爪楊枝を刺しこむ。
②ラップや袋で包んで冷蔵庫で保存する。
食べる直前に外側から手でちぎってください。
芯が硬くて爪楊枝を刺しこみにくい場合は、少し刺してからスプーンの腹で押すようにするのがおすすめです。
続いてご紹介するのは、芯をくり抜く保存方法です。
先ほど紹介したように芯が成長点、ということは芯がなければ成長しないということ!
しかし、くり抜く際に包丁を使うと、断面が酸化し、変色してしまいます。
そこで、包丁を使わず、簡単に芯をくり抜く方法をご紹介します!
【手順】
①手をグーにして、芯をまっすぐ強めに叩く。
②芯が陥没したらくり抜く。
他にも、まな板に垂直に叩きつけて芯を陥没させるなどもおすすめです。
また、動画ではキッチンペーパーで包んでから保存袋に入れていますが、芯の部分に濡らしたキッチンペーパーを詰めておくとより効果的です。芯の部分から乾燥して水分が抜けてしまうため、濡らしたキッチンペーパーを詰め、こまめに取り替えてください。
上記で紹介した方法でレタスを保存しても、ある程度時間が経過すると少しずつしおれてしまいます。
しかし、しおれかけたレタスをシャキシャキレタスに復活させる方法があるんです!
【用意するもの】
・50度のお湯が入ったボウル
(・冷水の入ったボウル)
【手順】
①レタスを手でちぎり、50度のお湯に30秒ほどひたす。
(②お湯を切り、冷水で冷やす。)
レタスの葉に含まれているペクチンという成分は、熱によって細胞同士の結びつきを強くしてくれる役割があります。また、熱ショックによってレタスの気孔が開き、水分を吸収します。
しおれかけのレタスも、お湯にひたすことでシャキシャキ食感が復活!
50度のお湯にひたしてから、冷水で冷やすとより美味しくいただけますよ。
最後におまけで、レタスの絶品消費レシピをご紹介します。
しおれてしまってサラダには適していない食感になってしまったものや、サラダとしては食べ飽きてしまった人におすすめ!
箸が止まらない絶品消費レシピです。
簡単ですぐ作れるので、副菜としていかがでしょうか?
【材料】
・レタス
・オリーブオイル
・塩麹
・ブラックペッパー
【作り方】
①耐熱容器に手でちぎったレタスを入れる。
②オリーブオイル、塩麹を適量かけ、600Wのレンジで2分加熱する。
③軽く混ぜてお皿に盛り付け、ブラックペッパーを振れば完成。
時間があれば、冷蔵庫で冷やしてからのお召し上がりがおすすめです!
オリーブオイルの代わりに、ごま油を使用しても塩麹とよく合いますよ。
本記事では、新鮮なレタスの選び方から、長持ちさせる保存方法、シャキシャキ食感の復活方法や絶品消費レシピをご紹介しました。シャキシャキ食感レタスを美味しくいただくために、是非参考にしてくださいね。
また、長持ちさせる保存方法は、どれも家にあるもので簡単に実践でき、しかもキャベツや白菜にも応用可能なので試してみてはいかがでしょうか?
年中食べることができ、食卓の出番が多いレタスを、長持ちさせて美味しくいただきましょう。
シャキシャキレタスをいただくためには、鮮度が長持ちする保存方法を知る前に、まず新鮮なレタスを選ばなくてはいけませんよね。
美味しい新鮮なレタスのポイントは3つです。
①葉先が鮮やかで艶やか
葉っぱの水分が抜けていない鮮やかで艶やかな葉が新鮮な証拠!
②切り口が茶色に変色しておらず、10円玉くらいの大きさ
切り口は時間が経つと茶色に変色します。新鮮なものは葉のような白や黄緑色をしているので確認してください。
③見た目よりも軽い
ずっしりしている方が中身が詰まって美味しそうに感じますが、レタスは軽いものがおすすめ。中身が詰まった重いものは、育ち過ぎの場合があります。
以上のポイントを抑えておけば、きっと美味しいレタスに出会えるはず!