豊かな自然を持つ日本ですが、地震や津波、豪雨、豪雪、噴火など...それに伴う自然災害も非常に多いですよね。皆さんは、もしものときに備えた準備はしっかりできているでしょうか?
本記事では、普段どんなものを備蓄しておくべきなのか、災害に備えてどんな準備をするべきなのかなど、災害が起きてしまったときに命を守るための「家庭でできる」防災をご紹介します。
いつ、どこで、誰の身に降りかかってもおかしくない数多の災害に、今から備えましょう。
災害が起こり、避難所に避難する必要がある場合が多いですよね。そんなときにすぐに必要なものを持ち出すことができるように、非常用持ち出しバッグは準備しておきたいものです。
非常用持ち出しバッグに必ず入れておくものは、通帳や印鑑、保険証といった貴重品類や、最低限の飲料水や食料品、救急用品や衣類、懐中電灯などがあげられます。その他にも、携帯電話の充電器や使い捨てカイロなどもあると便利ですよ。
乳児や高齢の家族がいる場合など、家庭によって必要となってくるものもさまざまなので、家族構成や人数を考慮して、非常用持ち出しバッグを準備しておくようにしましょう。
災害時には、多くの人が被災地にいる家族や友人の安否確認のために連絡をとろうとするので、回線が混み合って繋がらないという事態が発生します。そんな非常時や災害時にのみ使用できる連絡手段、災害用伝言ダイヤルをご紹介します。
ダイヤルは171番!171番に電話をかけたら誘導アナウンスに従い、伝言録音は1を、伝言再生は2を押しましょう。その後、連絡をとりたい被災地の電話番号を押し、メッセージを残す、または聞くことがきます。また、セキュリティ強化のため、暗証番号を用いることも可能です。
家族全員がこの災害用伝言ダイヤルの存在を知っておけば、いざというときでも安否確認をすることが可能です。
※171番は実際の災害時以外は体験利用提供日にしか使えません。
災害が発生し、避難警告が発令されたときに、どこに避難すれば良いのかすぐに分かる防災情報「全国避難所ガイド」というアプリサービスをご紹介します。
このアプリは、全国の避難所データを保持しており、オフライン下でも現在地をもとに避難所検索が可能です。さらに、避難所までのルート表示や、ストリートビューまで搭載しています。
他にも、災害時に必要な、避難勧告・指示、避難所開設、国民保護情報、気象情報、地震情報、津波情報、噴火情報、竜巻注意報、土砂災害警戒情報、指定河川洪水情報といった、情報の配信までおこなってくれます。
また、安否登録・安否確認機能も付いており、家族間で安否確認をおこなうことも可能です。
災害時に活用できるのはもちろんですが、災害時でなくとも事前に避難場所の確認ができるので、今すぐインストールして災害に備えましょう。
帰宅後に毎日意識するべき、ちょっとしたことだけどとっても大切な防災をご紹介します。
家の中の防災と言うと、家具に滑り止めをつけたり、災害用持ち出しバッグに荷物をまとめておいたり、食品を備蓄したりと、さまざまな防災がありますよね。
しかし、実は災害時にはその場から動くことができない、という状況が発生することもあるのです。
部屋の中に壊れた家具や割れたガラス片が散乱して怪我をしてしまうことを避けるため、何時間もその場から動けないことが起こりうるからです。
そんな最悪な状況を避けるため、帰宅後にはすぐ「スリッパ」を履きましょう!家の中で靴を履くわけにはいきませんが、スリッパなら大丈夫ですよね。
日頃からスリッパを履いておくことで、いざというときに必要なものを取りに行くこと、避難することができます!
災害が起こり、電気が止まってしまう事態を想定し、普段から気をつけておくべき冷蔵庫に関する防災術をご紹介します。
冷蔵庫に入れる食品は、大体スペースの7割を埋める程度の量にとどめ、保存するように意識しましょう。詰め込みすぎると、冷気が循環せずに冷蔵庫が冷えにくくなり、庫内の温度が上がりやすくなってしまいます。
しかし、冷凍庫は逆に、食品同士が保冷剤の役割となって、互いを冷やしてくれるので詰めて保存したほうが冷気を保つために効果的です。
また、停電時にはとにかく冷蔵庫の開閉をしないように気をつけましょう。ドアを開けなれば、かなりの時間冷気を保つことが可能です。中の食材が不安になるとは思いますが、ぐっと我慢して本当に必要なときだけ開閉するように心掛けましょう。
災害の中でも、特に発生回数が多い地震。そんな地震が発生したときに怖いのは食器棚から、食器やグラスが落ちてきて割れた破片が床に散らばること。そんな惨事を未然に防ぐアイデアをご紹介します。
一般的に平皿は何枚か重ねて収納する方が多いですよね。大きいお皿に小さいお皿を重ねて収納する方が多いはず。
しかし、この「大→中→小」の一般的なお皿の重ね方で収納していると、重ねたお皿が滑りやすく、食器棚から落下しやすいのです。
そこで、お皿の重ね方に一工夫。「中→大→小」の順にお皿を重ねます!中→大→小の順で重ねることで、中間の大皿の重みで下の中皿が安定し、滑ってお皿が落下することを防ぐことができます。
今すぐできる簡単な防災術なので、是非試してみてください。
災害時にも大活躍するガムテープ。非常用持ち出しバッグに入れておきたいけれど、バッグの中でかさばってしまいまいますよね...。そんなお悩みを解決する方法をご紹介します。
ガムテープをコンパクトにする方法です。まずは、ガムテープを芯が柔らかくなるまで潰すと、ガムテープと芯の間に隙間ができ、芯をスッポリ抜くことができます。芯を抜いたガムテープを潰すと、かなりコンパクトにすることができます。芯の外側の台紙部分は残るので、ガムテープを最後まで使い切ることが可能です。
ちょっとした工夫で、簡単に持ち運びができるようになります!コンパクトにすれば、非常用持ち出しバッグの中でもかさばらずに入れることができますね。
本記事では、普段どんなものを備蓄しておくべきなのか、災害に備えてどんな準備をするべきなのかなど、災害が起きてしまったときに命を守るための「家庭でできる」災害対策をいくつかご紹介しました。
いつ発生してもおかしくない恐ろしい災害に備えて、備蓄品や非常用持ち出しバッグは、必ず準備しておきましょう!
そして、本記事内でご紹介した数々の防災意識や防災術を活かして、大切な命を守る行動を意識し、災害に負けない体制作りに取り組みましょう。
災害が起こった際には、水道やガスなどのライフラインが停止してしまったり、スーパーやコンビニエンスストアなどの小売店が営業しなくなったりする自体が生じてしまいます。
そんなときに備えて、普段から飲料水や保存のきく食べ物を備蓄しておくことが大切です。備蓄量は、少なくとも3日分の備蓄が必要で、可能であれば1週間分程あると安心です。
まず、1番大切な「水」です。水は1人あたり1日3リットルが目安とされています。
次に食料ですが、ビスケットや乾パン、缶詰など調理を必要としないものが好ましいでしょう。どちらもしっかり人数分×日数分備蓄しておきましょう。
その他にも、トイレットペーパーや懐中電灯、ラップなども準備しておくといざというときに助かります。