寝っ転がったり、布団をひいたり、素足で歩いたり。
過ごしやすい反面、皮脂や湿気で汚れやすい畳は、できるだけ清潔な状態にしておきたいですよね。
お家に和室があるご家庭は、一度は畳の掃除が行き届いているのか不安になったことがあるのではないでしょうか。
畳はイグサという材料でできています。イグサは空気の放出・吸収と湿度の調節を行う働きがあります。一方で、湿度が高すぎると空気と湿度を多く吸収しすぎることで、カビが生えやすい性質もあります。
そのため、カビの原因となる汚れをこまめに掃除し、定期的に乾燥させることが畳を長持ちさせる秘訣です!
本記事では、日々の掃除方法から、カビ掃除、畳の上げ方、天日干しまで、畳のお手入れ方法をご紹介します。
畳にカビが生える原因は、
・換気不足で風通しが悪い
・掃除不足でホコリが溜まっている
・布団やカーペットなどをひいている
などが考えられます。
こまめな掃除と風通しの良い環境が欠かせません。
しかし、梅雨の時期など湿度が高い日が続くと、カビが発生してしまうこともありますよね。
しかし、カビを見つけて雑巾などで拭き上げてしまうのはNGです!
思わずやってしまいがちですが、カビの胞子が畳の目に入り込んでしまい、完全に除去できません。
正しい掃除方法をご紹介します。
【準備するもの】
・消毒用アルコール(スプレータイプ)
・歯ブラシ
・乾いた雑巾
・マスク(※掃除中にカビの吸い込み防止)
【手順】
①カビの生えた部分に、アルコールスプレーを吹きかけ、20分ほど放置する。
②畳の目に沿って、歯ブラシで優しくカビを掻き出す。
③再度アルコールスプレーをし、乾いた雑巾で乾拭きする。
表面は簡単にお掃除することができても、畳の下側も心配ですよね。
畳の下の掃除は、畳を剥がさないとできません。
専用の道具がないとできないのでは?と諦めていた方も多いのではないでしょうか。
そこで、マイナスドライバーを使った畳の上げ方をご紹介します。
とっても簡単なので、年末の大掃除や、梅雨明けなど部屋中を一掃したい日に試してみてはいかがでしょうか?
【手順】
①畳のフチ部分にマイナスドライバーを差し込む。
②てこの原理を使って、ドライバーを下げ、畳を上げる。
③できた隙間に手を入れて畳を持ち上げる。
ドライバーは畳の下の床面までしっかり差し込みましょう。
しっかり差し込めていないと、ドライバーの先端で畳を傷つけてしまう可能性があります。
畳を上げたら、掃除機などで床下のゴミをとりましょう。
床下の掃除をしている間に、ジメジメ湿気を吸い込んだ畳を天日干ししましょう。
天日干しすることで、畳の内部の湿気を取り除くことができます。結果として、ダニの繁殖を抑制することが期待できますよ。
しかし、畳の表面は天日干しによって日焼けしてしまい、劣化の原因になることも...
天日干しの際は、畳の表面に直射日光が当たらないよう、裏を向けることが大事なポイントです!
畳をよく叩いて、ホコリを叩き出しましょう。
また、地面の水分を吸い込まないように、ブロックなどを下において置くこともポイントです。
4~5時間干したら、綺麗になった床に戻して完了です。
元通りに戻せるよう、どの畳がどこの配置かわかるようにしておきましょう!
いかがでしたか?
今回は、畳の日々の掃除方法から、カビ掃除、畳の上げ方、天日干しなど、畳のお手入れ方法をご紹介しました。
湿気を吸ってカビが発生しやすい畳は、換気や日々のお手入れが欠かせませんが、清潔な畳で寝転んだり涼んだりするのはとっても気持ちがいいですよね。
しっかりお手入れして、快適に過ごしましょう!
本サイトでは、他にも料理や掃除・収納など、生活に役立つアイデアをたくさん紹介しています。
生活にまつわる悩みの解消に役立ててみてはいかがでしょうか?
日々のお手入れで重要になるのがほうきでの掃き掃除。
畳のゴミをほうきで掃除する際は、濡れ新聞紙を使うと効果的に掃除できます。
濡れ新聞紙がホコリを絡めとることで、できるだけホコリを立てることもなく、畳をほうきで痛めてします心配もありません。
【準備するもの】
・新聞紙
・ほうき
・ちりとり
・乾いた雑巾
【手順】
①新聞紙を水で濡らし、小さくちぎる。
②畳に濡れ新聞紙を散りばめる。
③ほうきで新聞紙ごと掃いて集める。
④乾いた雑巾で乾拭きする。
ご家庭に室内用ほうきがない場合は、掃除機でのお掃除も可能ですが、畳モードがある掃除機が望ましいです。ヘリの部分は痛みやすく、畳は向きに逆らうと毛羽立ってしまうので、ヘリの部分は掃除機をかけないこと、畳の向きに沿ってかけることを心がけましょう。