夏になると気になる蚊による虫刺され。
アウトドアはもちろん、就寝前の室内でぷ〜んと蚊の音が鳴っていたら気になってしまいますよね。
一度刺されたら長引く痒みは、ずっと気になってしまって何も集中できないほどの辛さがあります。
蚊の対策はまず、寄せ付けないことから!
植物やハッカ油の力を借りて虫除けグッズを作りましょう♪
手作りの虫除けグッズは、子供にも安心して使うことができ、お好みの香りにアレンジできます。
虫除けできれば、アウトドアも思いっきり楽しむことができますね!
市販の殺虫スプレーや虫除けスプレーを、デリケートな赤ちゃんや子供に使うことは気が引けますよね。
虫除けスプレーで高い効果が期待できるのが「ディート配合」のものと言われています。
しかし、副作用の可能性があることや、生後6ヶ月以下の乳児は皮膚炎や神経障害を引き起こす可能性があるので、使用が制限されています。
そんな赤ちゃんや子供でも安心して使うことができるように植物や天然成分、安全な材料を使った虫除けスプレーで蚊対策をしましょう!
はじめにご紹介するのが、シンプルな「ハッカ油」を使った虫除けスプレーです。
ハッカ油とは、ハッカソウという植物から抽出した天然成分の植物油のこと。
ハッカ油の主成分であるメントールのスーッとした香りを虫が苦手としているので、スプレーを振ることで虫が近寄りにくい効果が期待できます!
【材料】
・精製水 50ml(水道水でも可)
・エタノール 5ml
・ハッカ油 15滴ほど
・スプレーボトル(ガラス製などのアルコール液対応のもの)
【作り方】
①清潔な容器に、材料を混ぜる。
②スプレーボトルに移し替え、よく振ってから体にスプレーする。
刺激が強すぎると感じる場合は、ハッカ油の量を調整してください。
ハッカ油やエタノールはポリスチレンを変質させてしまうため、ガラス製のものやアルコール対応のものを使用しましょう。
また、1週間から10日ほどで使い切るように、少量ずつ作るのがおすすめです。
匂いが薄れてきたらこまめにスプレーしなおしてくださいね。
ハッカ油の匂いはスーッと爽やかな香りですが、苦手な方はアロマオイルで虫除けスプレーを作ってみましょう!
・レモングラス
・シトロネラ
・レモンユーカリ
・ティーツリー
・ゼラニウム
・ラベンダー
これらの匂いは、虫にとっては苦手な匂いなので、虫除けスプレーにおすすめです。
【材料】
・アルコール 10ml
・アロマオイル
・精製水 10ml
・スプレーボトル
【作り方】
①清潔な容器にアルコールとアロマオイルを入れてよく混ぜる。
②スプレーボトルに移し、精製水を加えて、よく振ってから体にスプレーする。
精製水は水道水でも代用可能です。
なるべく1週間から10日で使い切りましょう。
また、玄関口や窓際にアロマポットを置くこともおすすめです♪
嫌な匂いと、庭やそこら中に生えてくるしつこさから嫌われがちな「ドクダミ」
実は10種類以上の効能から「十薬」とも呼ばれる薬草なんです。
そんな「ドクダミ」は、虫除け効果が期待できるそう。
草刈りをする前に、ドクダミのお花を摘んで虫除けスプレーを作りましょう。
【材料】
・ドクダミの花
・煮沸した密閉できるガラス容器(ジャムのビンなど)
・35度以上のアルコール(ウォッカなど)
【作り方】
①茶色くなっていない白いドクダミの花を摘む。
②煮沸消毒した容器に花を入れ、浸るくらいのアルコールを注ぐ。
③フタをして日陰に3~4週間置いておく。
④スプレーボトルに移し替えて使用する。
虫除けの効果だけでなく、蚊に刺された後の痒み止めの効果も期待できるんだとか。
5月ごろに咲き始めるドクダミの花を収穫して、蚊の活動が活発になる季節に備えることができれば完璧ですね!
アウトドアの際にスプレーを忘れてしまった!
短時間の外出でスプレーをするほどでもない!
そういうときは、植物そのものの力を借りましょう。
これまで紹介してきたように、ミントやドクダミには虫除けの効果が期待できます。
つまり、わざわざスプレーにしなくてもいいんです。
持ち運びが可能になることや、全身に匂いをつけるためにスプレーを作っただけなので、植物そのものの匂いさえあれば虫除けの効果が期待できます。
方法はとっても簡単。
ミントやドクダミを摘み取って、帽子の中や首元のタオルなどに忍ばせるだけ。
ふんわりと香りがして、虫も近寄りにくくなります。
服に植物の色がつかないように気をつけてくださいね。
ペパーミントやレモングラス、様々なハーブで試してみはいかがでしょうか?
同じ部屋にいても、蚊に刺されやすい人と、刺されにくい人がいますよね。
二酸化炭素、汗の匂い、血液型など様々な原因が提唱されていますが、その一つに「足の常在菌」が関係しています。
常在菌とは、健康な人にも必ず存在する、それ自体では害ではない菌のことです。
蚊に刺されることが多い人は、この常在菌の種類が多いそう。
人間には分からない菌の種類を蚊は嗅ぎ分けて寄ってきます。
つまり常在菌を除菌するだけで、蚊に刺されにくくする効果があるんです。
アルコールのついたウェットティッシュなどで足の裏など足全体を拭き取りましょう。
常在菌を除菌するだけで、蚊が寄ってきにくくなり、足もすっきりするので一石二鳥のアイデアですよ♪
蚊に刺されやすい方は、試してみてはいかがでしょうか。
どれだけ虫除け対策をしても、家の中に入ってきてしまったり、ずっと周りを飛んでいるしぶとい蚊もいますよね。
周りを飛んでいるとき、見失わないうちに捕まえたい方に意外な豆知識をご紹介します。
左右から叩くのではなく、「上下から叩く」だけ!
蚊は左右の動きが鈍いため、左右から叩くと素早く上下に逃げてしまうんです。
そのため、上下から叩くと逃げ場が左右しかなく、蚊の逃げる動きが鈍くなって捕まえやすいそう。
※他にも、コロコロを使った捕まえ方もSNSで話題となりました。
壁にとまった蚊を見つけたら、コロコロを片手に静かに近づいて、コロコロの粘着でピトッと捕まえましょう。
素手で捕まえないため、虫が苦手な人にもおすすめです!
いかがでしたか?
本記事では、蚊にまつわる危険や、子供にも安心して使える植物やハッカ油などの匂いの力を借りた虫除けグッズの作り方、蚊を捕まえる豆知識などをご紹介しました。
暑い夏の季節の宿敵といえば「蚊」ですよね。
外出前に足を拭いたり、虫除けスプレーを持ち歩いたり、しっかり蚊の対策をして、身の危険や辛い痒みから身を守りましょう!
本サイトでは、他にも料理や掃除・収納など、生活に役立つアイデアをたくさん紹介しています。
生活にまつわる悩みの解消に役立ててみてはいかがでしょうか?
蚊に刺されると、は辛い痒みだけでなく、感染症の危険も。
蚊を媒介して感染する感染症は、デング熱やジカウイルス感染症、マラリアなど、年間に100万人以上が命を落とす原因として恐れられています。
日本国内でも、渡航した人からの輸入感染や日本脳炎に感染することがあり、蚊に刺されないように十分気をつける必要があります。
また、予防のためには、蚊を発生させないことも重要です。
幼虫が発生する水溜りや成虫が潜みやすい草むらを避けるように気をつけましょう。