キッチンや洗面台、お風呂などの水回りは、ヌメリが気になったり、水垢がついてしまったりと、汚れやすい場所ですよね。
しかも、汚れを放置すると、ますます落ちにくく面倒になってしまい悪循環に。
こまめに掃除するのが理想だとわかっていても、忙しい毎日の中でついつい後回しにしてしまう…ということがありませんか?
面倒なイメージのある水回りの掃除ですが、ちょっとしたコツや便利グッズを取り入れることで、ぐんとラクにキレイを保つことができるんです!
上述のように、水回りの汚れといっても、いろいろな汚れがあるので、汚れの種類にあった掃除方法で対処することが大事!
面倒な掃除は、なるべくラクにすませたいですよね。
汚れの種類にあった洗剤を使ったり、掃除方法を取り入れたりすることで、少ない労力ですっきりと汚れを落とすことができます。
ここからは、「キッチン、洗面台、お風呂、トイレ」の4大水回りについて、それぞれ簡単にお掃除できる方法をまとめてご紹介していきます。
毎日使うキッチンのシンク、ピカピカに磨きあげてあると気持ちがいいですよね。
そんなピカピカのシンクを簡単にキープできるのが、100円ショップでも購入できる「ハイホーム」です。
くるくると軽く磨くだけで、あっという間にピカピカに!
磨くときは使い古しのラップを使えば、シンク周りに掃除用スポンジを置かずにすむので、シンク周りのすっきりも保てます。
【用意するもの】
・ハイホーム
・使い古しのラップ(またはスポンジ)
【手順】
①使い古しのラップ(またはスポンジ)に、ハイホームをつけます。
②シンクをくるくると磨き、水で流したら完了です。
ハイホームで擦ったあとは水はけもよくなり、ピカピカになります。
ステンレス製品のほか、洗面台なども、磨くとザラつきが取れてツルツルになりますよ♪
キッチンのシンク掃除、オキシクリーンや酸素系漂白剤を使って、つけ置き掃除をされたことはありますか?
お湯に溶かして放置するだけで、汚れが浮いて簡単に落ちるので、大掃除がスイスイはかどりますよ。
【用意するもの】
・酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)
・シンクの排水口用の栓(またはビニール袋)
【手順】
①シンクの排水口に栓をします。栓がない場合は、ビニール袋に排水口の蓋を入れ、ビニール袋の口をしばって、排水口にセットすることで、栓として代用できます。
②シンクにぬるま湯をはり、酸素系漂白剤を溶かします。(35リットルのお湯に、大さじ2の酸素系漂白剤が目安です)
③換気扇を回してつけ置きします。(つけ置き時間は最大6時間までにしてください)
④つけ置き液を流して、シンクを磨いて完了です。
手が荒れやすい方は、炊事用手袋をつけて掃除することをおすすめします。
狭くて掃除がしにくい排水口は、奥まで掃除しようと思うと、細いブラシなどの掃除道具が必要になりますよね。
でも、専用の掃除道具がなくても大丈夫!
家にあるストローとはさみで、簡単に掃除道具を作ることができるんです♪
【用意するもの】
・ストロー
・はさみ
【手順】
①ストローに、はさみで斜めに切れ込みを入れます。
②切れ込みを入れることで、ストローをくねくねと曲げることができるようになるので、排水口にストローを差し込んで掃除します。
斜め方向にむかって、交互にはさみで切れ込みを入れていくことで、曲げられるようにするというアイデア。
切り方さえ覚えておけば、簡単に作ることができるので、狭い場所の掃除にぜひ活用してみてください。
すぐにヌメりやすく&汚れやすい、お風呂やキッチンの排水口。
お掃除が面倒で、ついつい先延ばしにしてしまうことはありませんか?
排水口掃除が苦手な方におすすめの、便利なクリーナーをご紹介します。
【用意するもの】
・ライオンケミカル 浴室用・台所用排水口クリーナー
【手順】
①排水口のゴミを取り除きます。
②排水口に、クリーナー1袋をゆっくりと入れます。(粉が舞いやすいので吸わないように気をつけてください)
③水またはぬるま湯を、200mlかけます。
④30分以上そのまま放置して、水で洗い流します。(放置する時間は24時間以内にしてください)
塩素系のスプレータイプの洗剤と比べて、ニオイがほとんど気になりません。
モコモコと発泡して、排水口の奥まで洗剤が行き渡るので、ヌメリも簡単にすっきり!
合わせてブラシも使うとさらに効果的です。
塩素系の洗剤なので、他の洗剤と混ざらないように注意してください。
お風呂の排水口の掃除には、何を使われていますか?
ハイターなどの塩素系漂白剤を使うと、ニオイが気になってしまう…という方におすすめなのが、重曹とクエン酸を使ったナチュラルクリーニング!
簡単にすっきり汚れを落とすことができます。
【用意するもの】
・重曹
・クエン酸
【手順】
①お風呂の排水口に、重曹をスプーン2杯ほど、直接ふりかけます。
②次に、クエン酸をスプーン1、2杯ほど、ふりかけます。
③重曹とクエン酸が反応し、泡がしゅわしゅわと立ちはじめます。
④しばらく放置してから、シャワーで流します。
重曹とクエン酸が反応して発生した泡が、汚れを内側から落としてくれてすっきりキレイに!
最後にシャワーで流すときは、近くから勢いよくお湯をかけると、水圧を活かして汚れを押し流すことができます。
重曹とクエン酸の量は、排水口を覆える量を、各ご家庭で調整してみてください。
お風呂の浴槽の下、お掃除されていますか?
浴槽の下はカビや髪の毛、皮脂汚れなどで真っ黒に汚れやすい場所。
エプロンが外せるタイプのお風呂の方は、外してお掃除すると、カビ臭さがなくなってスッキリします!
【用意するもの】
・塩素系漂白剤
・柄の長いブラシ
・排水口用のネット
【手順】
①エプロンを外します。(下から持ち上げると外れやすいです。ご自宅のお風呂の説明書を参考にしてください)
②シャワーのお湯をかけて、浴槽下の汚れをゆるめます。
③塩素系漂白剤をかけて、柄の長いブラシでこすります。(マスクをして、換気をしっかりしてください。目も痛くなるので、大量に漂白剤をかけないようにしてください)
④シャワーですすぎます。漂白剤が流れたら、シャワーを勢いよく出して、浴槽下の汚れを水圧で落とします。
⑤ゴミが排水口にたまるのでその都度捨てて、つまらないようにしてください。
大量のワカメのような汚れが流れます。
排水口に排水口用のネットをつけておくとゴミを回収しやすいのでおすすめです。
トイレの汚れを落とすために、いろんな洗剤が販売されていますが、トイレクリーナー1本とトイレットペーパーがあれば、トイレ掃除は完結します!
しかも、放置しておくだけで汚れがスッキリとれるので、他の家事の合間にもできて、忙しい主婦にもぴったりのお掃除方法です。
【用意するもの】
・トイレマジックリン
・トイレットペーパー
【手順】
①便座の汚れに、トイレマジックリンを軽くスプレーします。
②スプレーした箇所に、トイレットペーパーをかぶせます。
③かぶせたトイレットペーパーの上から、またスプレーして、しばらく放置します。
④トイレットペーパーをはがして、拭き掃除します。
トイレットペーパーを使ってパックし、しばらく置くことで、スプレーの洗浄効果を最大に引き出すことができます。
頑固な汚れも、パックでゆるませることで、スルッとキレイに落としやすくなりますよ♪
トイレのお掃除をさぼると便器にできてしまう黒ずみ汚れ、「さぼったリング」。
ゴシゴシこすってお掃除するのが面倒…という方におすすめの、泡の力でしっかり洗浄できる便利グッズをご紹介します。
便器内に洗剤を入れるだけで、たっぷりの泡がキレイにお掃除してくれて爽快です!
【用意するもの】
・ブルーレット さぼったリング大盛り泡
【手順】
①水洗トイレ便器の水たまりに、1回分の洗浄剤を入れます。(粉の舞い上がりと水はねに注意してください。)
②30分から1時間ほど、便座のフタを開けたまま放置します。
③最後に、泡がなくなるまで水を流します。
塩素系の洗剤ですので、使用時は換気扇をつけて、炊事用手袋とマスクを着用してください。
泡がモクモクと膨れてくるのが見ていて楽しく、汚れもこすらずキレイに落ちてスッキリします♪
トイレのタンクはどのようにお掃除していますか?
タンクの中は、毎回なかなかお掃除しない場所ですよね。
そんなトイレタンクを、放置しておくだけで勝手にお掃除してくれる便利なグッズが、ダイソーで購入できるんです!
置くだけの簡単設置で、手間なくキレイを保つことができますよ。
【用意するもの】
・トイレタンク洗浄ポット(ダイソー)
【手順】
①トイレタンク洗浄ポットを、トイレタンクの手洗い排水口にセットすれば完了!
手洗い排水口にセットしておけば、排水したときに勝手にお掃除してくれるので、手間いらずなのがうれしいアイテムです。
動画でご紹介しているのは「せっけんの香り」ですが、他にもミントやピーチなどの香りがあるので、好みのものを選べます。
100円で手軽に取り入れられるので、ぜひ試してみてください。
意外と汚れている、トイレタンク内。
今までお掃除をしたことがない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなトイレタンク内のお掃除は、専用の洗剤を使えば、簡単&キレイにすることができます。
こちらの動画では、木村石鹸の「水栓トイレタンク用洗浄剤」を使ったお手軽掃除をご紹介します。
【用意するもの】
・木村石鹸 エコフレンド 水洗トイレタンク用洗浄剤
【手順】
①トイレタンク内の水を排水します。
②吸水中に、タンクに洗剤を1袋全部入れます。
③2時間以上、そのまま放置します。
④気になる部分を、ブラシで優しくこすります。
⑤排水します。
タンクの蓋は重いので、ずらすときに落とさないよう気をつけてください。
ただし、手洗いの蛇口がついているタイプの蓋は、パーツがついているので、ずらすことができません。
その場合は、すき間や手洗い排水口から、ブラシやスポンジでお掃除しましょう。
水回りの掃除方法、いかがでしたか?
汚れをためてしまうと、そのぶん落とすのが大変になり、億劫になってしまう水回り。
「ついで掃除」ができる仕組みをつくったり、そのまま放置で汚れを落とせる「つけ置き洗い」を活用したりと、ラクにキレイを保てる仕組みを作ることが大事です。
「ラクしてキレイ」を叶えることで、掃除にかかる時間もぐんと減りますし、汚れをためてしまうことがなくなるので、いつも衛生的に気持ちよく過ごすことができます。
気になるアイデアがあれば、ぜひ試してみてくださいね!
◆ライブドア公式ブロガー「いつでも、HOME」 ◆神戸の整理収納アドバイザー ◆無印・100均・ニトリなどを使った、取り入れやすく管理しやすい収納や家事ラクできるアイデアを紹介しています。 ◆著書「片づけベタでもできるやさしい収納」「アイデアノートで普通の部屋がなぜか可愛くなる」出版。
水回りの汚れは、カビ・水垢・ヌメリなどさまざま。
カビは、お風呂の床や壁、トイレの便器の内側や、パッキンなどにできやすい汚れです。
湿度が高い場所で繁殖し、放っておくと奥まで入り込んでしまうので、完全に取り除くことができなくなってしまいます。
水垢は、水道の蛇口やシンク、お風呂の鏡などにできやすい汚れで、水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル分が固まったもの。
水分が残っていると、乾燥して水垢になってしまいます。
また、ヌメリは、水分がある場所に細菌が付着し、汚れを栄養に細菌が繁殖したもの。
排水口やゴミ受けなどの水がたまる場所にできやすい汚れです。