電気が使えなくなってしまう停電は、地震や台風などの自然災害の際に多く発生します。しかし、自然災害ではない普段の生活の中でも、突然停電が起こる可能性はあります。
停電が起きると周りが真っ暗になってしまうこともあり、正しく対処できないと怖いですよね。もしも停電が起こったときにも、焦らずしっかりと対策をとるためには、事前に備えておくことが重要です。
この記事では、防災用キャンドルの作り方や、停電時の冷蔵庫の扱い方、また、停電時の簡易トイレの使い方とスマホのバッテリー対策など、もしも停電が起こったときに役に立つ防災知識をご紹介します。
ツナ缶を使って、防災用のランプを作る方法をご紹介します。
急な停電のとき、明かりを確保できないと真っ暗で困ってしまいますよね。
そんなときはツナ缶を活用してみてください。簡単に防災ランプを作ることができますよ。
【用意するもの】
・ツナ缶 ※ノンオイルではないもの
・ワインオープナー
・ティッシュペーパー
・ライター
【手順】
①ツナ缶の蓋の中心にワインオープナーを使い穴を開けます。
②ティッシュペーパーをひし形に置き、こより状に丸めます。
③丸めたティッシュペーパーの先端をツナ缶の穴に入れます。
④ティッシュペーパーにライターで火をつけます。
※火の扱いには十分注意し、火元を離れる際には必ず火を消してください。
ノンオイルのツナ缶では作ることができないので注意が必要です。ツナ缶を使うので特別な容器など用意しなくて良いのが嬉しいですね。
是非覚えておき、停電などもしものときには実践してみてください。
ペットボトルを使い、防災用の簡易ランタンを作る方法をご紹介します。
停電など、明かりがつかなくなったときに活躍するのが懐中電灯ですよね。最近はスマートフォン(スマホ)にも懐中電灯機能が付いています。しかし、そんなスマホの懐中電灯機能でも、部屋全体を明るくするのは難しいですよね。
そんなときはペットボトルを活用してみてください。簡単に、スマホの明かりで部屋全体を明るくできますよ。
【用意するもの】
・小麦粉
・500ml ペットボトル
・スマートフォン
【手順】
①水が入っているペットボトルに小麦粉を1杯入れ、ペットボトルを振って混ぜます。
②懐中電灯機能をオンにしたスマホを画面が下になるように置きます。
③スマホの光っている部分の上にペットボトルを置きます。
火を使わず、スマホの光だけで部屋を明るくできるのは嬉しいですね。
明かりがつかなくなったとき、すぐに実践できる方法ですので、是非覚えておいてくださいね。
停電時に役に立つ、災害用の携帯トイレの使い方をご紹介します。
電気が使えなくなってしまう停電ですが、実は、停電時にはビルやマンションの高層階で断水が発生し、トイレが使えなくなってしまう可能性があります。
停電でトイレを使えなくなってしまったときは、災害用の携帯トイレを活用してみてください。
【製品情報】
Mylet マイレットmini1
【手順】
①封入されている排便袋をトイレの便座に被せます。
②排泄後、封入されている凝固剤を振りかけます。
③使用後、中の空気を抜いて口を縛り、可燃ゴミとして処理します。
停電によってトイレの水が流れなくなったときに活躍します。もしものときに備えてぜひ覚えておき、必要なときに実践できるようにしてくださいね。
停電時に役に立つ、冷蔵後の扱い方についてご紹介します。
停電になると電化製品を使うことができません。冷蔵庫や冷凍庫では冷却が止まってしまうため、中に入れている食品が腐ってしまう恐れがあります。中に入れていた食料品が無駄になってしまうのは防ぎたいですよね。
停電で冷蔵庫が使えなくなったときは、扉を開けないことが重要です。焦って一度でも冷蔵庫の扉を開けてしまうと、冷蔵庫の中に溜まっていた冷気が外に逃げ出してしまいます。
冷凍庫の場合も同様で、中に溜まっていた冷気を外に逃さないようにするため、扉を開けないことが重要です。
停電で冷蔵庫の冷却機能が止まってしまったとしても、扉を開かなければ中に入れている食品はかなりの間腐ることはありません。
また、冷凍庫の場合でも扉を開かなければ、中に入れている冷凍食品やアイスなどは数時間もちます。
停電時にできる応急処置として、冷蔵庫や冷凍庫の扉は開かない、ということをぜひ覚えておいてくださいね。
停電時に役立つ、スマートフォン(スマホ)の充電を長持ちさせる方法についてご紹介します。
停電が起こると、テレビや冷蔵庫などの電化製品を使えなくなってしまうだけでなく、スマホなどの電子機器を充電することもできなくなってしまいます。
停電時にスマホがバッテリー切れになり、他の人との連絡や情報収集ができなくなってしまうと困りますよね。
そんなときはスマホを機内モードに設定し、画面の明るさをできるだけ暗くしてください。機内モードでは電波を受信しないため、電話やメッセージの通知が来ることはありません。
スマホを使うときだけ機内モードを解除し、それ以外のときには機内モードに設定して電波を受信しないようにしてみましょう。
停電時だけでなく、普段の生活の中でスマホのバッテリーが切れそうになったときにも活躍する方法ですので、ぜひ覚えおいて実践してみてくださいね。
サラダ油やツナ缶を使った防災ランプの作り方から、ペットボトルとスマホを使った簡易ランタンの作り方、また、災害用携帯トイレの使い方や停電時の冷蔵庫とスマホの扱い方についてご紹介しました。
停電は大規模な自然災害に誘発されて起きるだけでなく、普段生活しているときにも突然起こることがあります。そんなときには慌てず、危険を回避する行動を取ることが重要です。
停電時に落ち着いた対応を取るには、事前に対策をし、心構えをしておくことが大きな手助けとなります。
ぜひこの記事で紹介した方法を参考に、もしものときに慌てず行動できるようにしてくださいね。
サラダ油を使って、防災用のランプを作る方法をご紹介します。
突然起きてしまった停電のとき、最も困るのは電気がつかなくなることですよね。暗く周りがよく見えないと、動いたときに怪我をしてしまうかもしれません。
停電が起きたときには、自作ランプで明かりを確保してみてください。サラダ油を使うと、ランプを簡単に作ることができますよ。
【用意するもの】
・耐熱コップ
・キッチンペーパー
・アルミホイル
・サラダ油
・ライター
【手順】
①キッチンペーパーを小さくカットして丸め、着火用の紐を作ります。
②縦長に切り取ったアルミホイルを何度か半分に折り、紐を作ります。
③②の紐を①の紐が中心に固定されるように巻き付けます。
④耐熱コップにサラダ油を注ぎ入れます。
⑤③をサラダ油に入れ、余ったアルミホイルの紐を使って耐熱コップに固定しま す。
⑥ライターでキッチンペーパーに火をつけます。
※火の扱いには十分注意し、火元を離れる際には必ず火を消してください。
キッチンにあるものだけで防災ランプを作ることができるのは嬉しいですね。
停電など、明かりがつかなくなってしまったときに活躍しますので、是非覚えておいて、もしものときには実践してみてください。