購入しても賞味期限内に食べきれないこともある「食パン」。ご家庭で食パンが余ったとき、どのように保存していますか?
常温でそのまま保存している方も多いのではないでしょうか。常温で保存していると、いつのまにか水分が抜けてパサパサになってしまいませんか?
食パンをふわふわでモチモチのまま保存するには、ズバリ「冷凍保存」が正解なんです!
この記事では、食パンの正しい冷凍保存方法と冷凍食パンの正しい回答方法をご紹介します。
長期保存可能な冷凍保存。食パンをふわふわでモチモチなまま保ってくれる冷凍保存ですが、その保存期間にも限度があります。
冷凍する前の風味や食感を残したまま保存できる期間は約1カ月です。保存袋を頻繁に開け閉めするようなら、約2週間が美味しく食べられる目安となります。
できるだけ長持ちさせたい場合は、食パン一枚一枚を個包装して冷凍することをオススメします。
また、食パンは柔らかいので、他の食材に押し潰されてしまわないよう、冷凍庫内の保存場所にも気をつけましょう。
冷凍した食パンは、解凍してそのまま焼いて食べるだけではありません。冷凍食パンで、ご家庭で簡単に「生パン粉」を作ることができるんです♪
生パン粉は、乾燥パン粉と比べて粒が大きくサクッと仕上がる反面、水分を多く含んでいるため、長期保存できないのが難点ですよね。
そんな生パン粉を冷凍食パンを使って、ご家庭で作ってしまいましょう。
作り方はとっても簡単!冷凍状態の食パンをそのままおろし金で削るだけです。
ポイントは、冷凍庫から出してすぐ削ること。少しでも柔らかくなってしまうと、削りにくくなるのでお気をつけください。
それでは、食パンの冷凍保存方法をご紹介します。
ポイントは、食パンを一枚ずつ冷凍保存することです。一枚ずつラップでしっかり包み、密閉袋から空気を抜いて保存しましょう。こうすることで、食パンが冷凍焼けすることを防ぐことができます。
こちらの動画では、食パンを冷凍保存する前に9マスにカットしています。9マスにカットして冷凍保存することで、トーストしたときに、バターが染みこみやすく、美味しさがアップするからです♪
食パンの食べ方が決まっている場合は、その形にカットして冷凍保存しましょう。
【やり方】
①食パンを空気に触れないように一枚ずつラップで包みます。
②①を密閉袋に入れ、空気を抜いて袋を閉じます。
③②を冷凍庫に入れ保存します。
一工夫で格段に美味しさがアップする、冷凍食パンの解凍方法をご紹介します。
まず、冷凍食パンは常温解凍せず、凍ったままトースターや電子レンジで温めて解凍するようにしましょう。
こうすることで、パサパサにもベチャっともならず美味しく焼き上げることができます。
さらにサクサクに焼き上げたい方は、霧吹きで水を吹きかけたり、サクふわに焼き上げたい方は、少し水をかけてから焼くことをオススメします♪
【やり方】
①冷凍食パンに、霧吹きで水を吹きかけます。(サクサクが好みの方向け)
①冷凍食パンに、水をかける。(サクフワが好みの方向け)
②①の冷凍食パンをトースターで10分~15分焼きます。
※焦げないように焼き加減をチェックしましょう
トースターが家にない方でも、冷凍食パンをサクふわに美味しく焼き上げる方法をご紹介します。
やり方はとっても簡単!冷凍した食パンの片面に、十字の切れ目を入れ、バターを乗せて焼きます。ポイントは、フライパンに蓋をすること!蓋をすることで、水分が抜けず、サクふわに仕上がります!
バターをたっぷり使うと、パンの両面にバターがいきわたり、贅沢なトーストになりますね♪両面にバターが染み込んだトーストは、フライパンならではです。
【やり方】
①冷凍した食パンに十字の切り目をいれます。
②切り目を上にしてバターを乗せたら、フライパンでフタをして焼きます。
③焦げ目がついたら裏返します。
④両面がしっかり焼けたらできあがり♪
冷凍可能なのは、食パンだけではありません。菓子パンや総菜パンも冷凍保存し、美味しく焼き上げることができます。
菓子パンや総菜パンは、砂糖がかかっていたり具材が乗っていたりするので、トースターで温めると焦げ付きがち。しかし、電子レンジで温めるとベチャッとなってしまいます。
そこで!このような菓子パンや総菜パンの冷凍は、アルミホイルに包んでトースターで焼きましょう♪
焦げ付き防止と中までしっかり熱が入る一石二鳥の方法です。
特に、焼き菓子系の菓子パンはしっとり仕上がるので、是非お試しください!
【やり方】
①冷凍パンを凍った状態のままアルミホイルで包みます。
②①をトースターに入れ、5分ほど温めます。
※焦げないように焼き加減をチェックしましょう
本記事では、食パンの冷凍方法と解凍方法をご紹介しました。
冷凍保存することで、購入したときの美味しさを長期間保つことができます。
一度開封した食パンは、乾燥やカビの発生など劣化が進みやすいので、消費期限内に食べきれないと思ったら、早めに冷凍保存をするのがおすすめです!
そして、冷凍焼けを起こさないために、食パンは小分けにしてラップに包み、密閉袋に入れましょう。
美味しさを長持ちさせる食パンの冷凍保存を是非お試しください♪
食パンは、包装を開封し空気に触れると少しずつ乾燥が進んでしまいます。反対に、食パンは水分を多く含んでいるため、湿気が多かったり直射日光の元で保存をしておくとカビの原因にもなります。
常温保存は、乾燥とカビの原因になるため、消費期限を超えての保存には適しません。
では、冷蔵保存はなぜよくないのでしょうか?
実は、冷蔵庫の低い温度が食パンに含まれるでんぷんの老化が促進させることで、食パンが固くなってしまうのです。