生で食べたり、茹でたり、炒めたり、煮たりしていろいろな食材と相性が良いキャベツ。
キャベツは年間を通して食べられますが、ひと玉買ってもなかなか使い切れないことが多いのではないでしょうか。
この記事では、キャベツが主役のおかずをはじめ、サラダやスープ、パスタなどにおすすめの人気レシピを5つ紹介しています。他にも、新鮮さが長持ちするキャベツの保存方法から、お店のような千切りキャベツを家で切るコツについても、わかりやすく説明しています。
レシピのバリエーションを増やし、キャベツを無駄なく最後まで美味しく消費しましょう。
キャベツの栄養を逃さない調理法は、生で食べる方法がおすすめです。というのも、キャベツに多く含まれるビタミンCは、加熱に弱い特徴があり、茹でてしまうとそのまま水に溶けて流れていってしまうからです。
ただし、かさを減らした調理法なら、多くのキャベツを摂取することができ、加熱しても十分な栄養成分を摂取することができますよ。
また、蒸し料理であれば、栄養素が汁に溶け出したり水っぽくなったりすることもなく、栄養をそのまま美味しく効率的に摂ることができるメリットがあります。炒めるなどの短時間の調理法も良いでしょう。
それでは、キャベツの人気レシピをご紹介します。
キャベツを1/2玉使って作る、素材を活かした絶品レシピを紹介します。
シンプルながらも、炒めたキャベツの甘さと、ほどよいガーリックとブラックペッパーの味付けがクセになる一品です。
また、フライパン1つで簡単に作れるので洗い物も少なく、後片付けがラクなので一人暮らしの方や忙しい主婦の方にもおすすめです!
収穫時期によって異なるキャベツの美味しさを味わってみてはいかがでしょうか。
【材料】(4人分)
・キャベツ 1/2玉
・粗挽きガーリック 約6振り
・ブラックペッパー お好みの量
・オリーブオイル 大さじ2
【作り方】
①キャベツの芯は切らずに、4等分にカットします。
②熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、①のキャベツを中火で焼きます。
③両面に焼き色がついたら、蓋をして弱火で5分蒸し焼きにします。焼き加減はお好みで。
④キャベツがしんなりしてきたら、ガーリックとブラックペッパーを振りかけて完成です。
キャベツをさっぱりと食べたいときは、爽やかなレモン風味のサラダはいかがでしょうか。レモンと醤油とマヨネーズの組み合わせが絶妙にマッチしたレシピをご紹介します。
りんごと調味料を和えた後に、食べる直前にキャベツを和えることで、シャキシャキした食感を楽しむことができます。また、作ってからしばらく時間を置くことで、キャベツがしんなりし、味がしみ込むのでまた違った味わいになりますよ。
シャキシャキか、しんなりか、お好みの方でどうぞ♩
【材料】(4人分)
・キャベツ 200g
・りんご (小)1個
・*レモンペースト 小さじ1
・*醤油 小さじ1
・*マヨネーズ 大さじ2
【作り方】
①ボウルに*を入れ、よく混ぜ合わせます。
②キャベツは千切りにします。
③りんごは皮つきのまま8つにくし切りにした後、いちょう切りにします。
④①に②を入れて和えます。
⑤食べる直前に、②のキャベツの千切りを入れて、和えたら完成です。
お肉料理の付け合わせにもぴったりなキャベツの作り置きレシピをご紹介します。
キャベツをざく切りにして、塩とオリーブオイルで漬け込むだけで完成♩そのまま食べても美味しいのですが、スープに入れたり、バターと合わせてソテーしたり、オイルマリネを活用して料理の時短もできるので、ストックしておくと便利ですよ!
冷蔵庫でかさばりがちなキャベツも、マリネにすることで小さくなり、使うときに切る必要がなくなります。
キャベツを余らせてしまうときや、料理を時短したいときにおすすめのオイルマリネです。
【材料】(2人分)
・キャベツ 1/2個(500g)
・塩またはハーブソルト 適量
・オリーブオイル 大さじ1.5~2
【作り方】
①キャベツを3cm角のざく切りにして、ボウルに入れます。
②①に塩を振り、手でなじませます。
③水分が出てキャベツがしんなりしたら保存容器に移し替え、オリーブオイルを注ぎます。
④上から重しを乗せて保存容器の蓋を閉めた後に、冷蔵庫に入れます。
⑤約半日から1日置き、器に盛りつけて完成です。
キャベツやにんじん、玉ねぎを入れた野菜たっぷりのスープレシピをご紹介します。
火を使わず、野菜も甘酒も電子レンジで加熱してスープジャーに入れるだけなので、忙しい朝でも簡単に作れておすすめです!スープジャー弁当にもぴったり♩
ベースにしている甘酒の甘さは、生姜を入れることで味が引き締まるため、絶妙な味わいに仕上がります。
もちろん作ってすぐ食べるのも良いですが、朝に作ってお昼に食べると全体がなじむので、よりおいしく食べられますよ。
お好みの野菜を入れても◎
【材料】(1人分)
・キャベツ 1枚
・にんじん 1/2本
・玉ねぎ 1/4個
・白だし 大さじ1
・ジンジャーパウダー 2~3振り
・小ねぎの小口切り 適量
・甘酒〈ストレート〉 100cc
【作り方】
①キャベツ、にんじん、玉ねぎをざく切りにします。
②耐熱容器に①を入れ、電子レンジで600w、3分で加熱します。
③スープジャーに白だしとジンジャーパウダー、切っておいた小ねぎを入れます。
④甘酒を電子レンジで600w、1分40秒加熱します。
⑤④を③に入れて完成です。
お財布に優しい家庭の味方、豚こま肉とキャベツで作る焼肉パスタのレシピをご紹介します。
安くて簡単に作れて、美味しいので節約中の方にもおすすめです!キャベツを多めに入れることでボリュームが増し、食べ応えもあるので満足感が得られますよ。
また、醤油を使った味付けで和風パスタに仕上がりますが、お好みで焼肉のタレを使用しても良いでしょう。
・豚肉こま切れ 100g
・キャベツ 100g
・しめじ 50g
・にんにく 1~2かけら
・サラダ油 大さじ2
・醤油 大さじ2
・塩コショウ 少々
・パスタ 120~130g
・パスタを茹でる用の塩 適量(水1リットルに対して10gの割合)
【作り方】
①キャベツは太めの千切りにし、にんにくはスライスします。
②フライパンにサラダ油をひき、豚肉、キャベツ、にんにくを炒めます。
③にんにくを炒めている間に、沸騰したお湯に塩とパスタを入れて茹でます。
④鍋にしめじ、固めに茹でたパスタ、おたま1杯分ほどのパスタのゆで汁、醤油、塩コショウを入れ、かき混ぜながら強火で熱します。
⑤水気がなくなり、パスタが好みの固さになったら器に盛り完成です。
キャベツを新鮮な状態で長持ちさせる方法をご紹介します!
まず、キャベツを買ってきたら芯をくり抜きましょう。実は、芯が付いたままにしておくと、キャベツは成長を続けてしまい、葉の栄養が奪われてしまうんです。キャベツの芯は、ない方が約2倍長持ちすると言われています。
また、保存したキャベツを使用するときは、葉を一枚ずつ剥がして使うと長持ちするのでおすすめです。
キャベツ以外にも、レタスなどの葉物野菜を保存するときにも有効なので活用してみてください。
【材料】
・キャベツ
・キッチンぺーパー
・ラップ
【保存方法】
①キャベツの芯を包丁で切り落とします。(ひと玉の場合は、芯をくり抜きます)
②キッチンペーパーを濡らします。
③芯を切り落とした(またはくり抜いた)くぼみ部分に②を入れます。
④キャベツにラップをかけます。
⑤芯をくり抜いた部分を下にして、冷蔵庫の野菜室で保存します。
※芯の部分に入れたキッチンペーパーは、定期的に交換すると良いでしょう。
キャベツの千切り、切り方によって食感や味が全然違いますよね。
特に、とんかつ屋さんのキャベツの千切りは、きめが細かい上にキャベツの長さがしっかりあって、家で切る千切りとはなんだか違います。
実は、キャベツのどの部分を使うかで、長さが違ってくるようです。
老舗洋食屋さんのシェフ直伝のキャベツの千切りのコツをご紹介します!
使うキャベツの部分は、芯を下に向けて置いたときに半分より上側の部分です。
お店のような美味しいキャベツを家でも再現したいときは、コツを押さえてぜひ試してみてください。
【材料】
・キャベツ ひと玉
【千切り方法】
①キャベツの芯が左側に向くように置きます。
②右側にくる上側をそぎ落とすように切ります。
③②を千切りにしていけば完成です。
キャベツの栄養素や旬、調理方法、おすすめのレシピなどをまとめました。万能野菜として人気のキャベツは、他の食材との相性が良くバリエーションが豊富なので、大人から子供まで楽しめます。
キャベツの保存方法や千切りのコツを押さえて、ぜひチャレンジしてみてください。
キャベツには、ビタミンCの他にも多くの栄養素が含まれています。ビタミンUや、ビタミンK、カルシウムなどが豊富に含まれています。
キャベツの旬は、大きく分けると3回の収穫期があります。春キャベツは4月〜6月頃、夏秋キャベツは7〜10月頃、冬キャベツは11月〜3月頃に出回ります。
実質的にほぼ一年中楽しめ、収穫する時期によってそれぞれの魅力があるので、いつでも取り入れていきたい食材でもあります。
次に、キャベツのおすすめの調理法をご紹介します。